訪問時期:2023年11月
シアトルで宿泊したのはKasa The Oxford Seattleです。ここはかなり変わり種のホテルでして、まずフロントがありません。基本的に無人ホテルで、サービスアパートメントタイプです。
事前にドアのロック解除など暗証番号をメールで受け取り、入館する仕組みになっています。
チェックインは予約後に事前にパスポートをWEB上でアップロードして行います。
どうです、なかなか楽しそうでしょう?
Kasaは全米中にありまして、アメリカの41都市に67ホテルあるみたいです。今回泊まるホテルはそのKasaのシアトル版になります。
Kasa The Oxford Seattleの入口です。ウエストレイクセンター駅から徒歩5分くらいですかね。近いので歩くのは苦になりません。
玄関のドアは暗証番号を入力して、解除する仕組みです。チェックインが16時からなのですが、15時30分にEメールで送られてきます。事前にWEBサイトで入館方法やアクセスなどの案内があるので、安心です。
のはずですが、ここでトラブル発生
なんと、ドアの開け方が分からない。暗証番号を入力して手前に引っ張るだけなのですが、空腹による疲れや思考能力の低下からか、自動的にオープンするものだと思い込みがありました。それに暗証番号を入力しても開錠音がしないので、本当に番号が合ってるのかと疑心暗鬼に。アメリカのドアは、日本のドアと形状が少し違うので、どこを持って引っ張るのかが初見では分からないのですよね。
何回も暗証番号を入力して四苦八苦していると、たまたま中にいた自動販売機の補充をしていた作業者の方が開けてくれて、やり方を教えてくれました。
分かるとなんてことありません。非常に簡単です。もちろん暗証番号は正しかったです。
入口のドアを開けたところです。非常に小さなロビーです。もちろんフロントはありませんし、基本は誰もいません。
ちなみに滞在中は最初の自動販売機の補充していて助けてくれた作業者を除くと(その人もすぐいなくなりました)、誰一人として館内で会いませんでした。
入り口にある自動販売機です。飲み物やスナックなど買うことができます。
部屋がある2階の廊下です。
2階にエレベータで降りたら香りとともにスモークの演出があり、ラグジュアリーな雰囲気を漂わせます。かなり気に入りました。
部屋に入室したところです。暗証番号でなく、スマホによるKasaのWEBサイト上での操作で鍵を開けてみました。部屋への入室に暗証番号は一度も使うことはなかったです。
今回宿泊したのスタンダードアパートメントというタイプの部屋で、大きさは43平米です。最も廉価なスタジオアパートメントという部屋が33平米なので、それよりは少し広めの部屋になっているようです。
ソファの座り心地、リラックス具合が良かったので、長いことこのソファで過ごしてました!。いいものを使ってますね。
ダイニングテーブルとテレビです。
入室時から気づいたのですが、しっかり空調も適温にセットされていて、暖かく大変過ごしやすいです。
ホテル案内にはエアコン無しという説明があるのですが、これはどうやら冷房がないとのことで、暖房はしっかりとあります。安心してください。
ちなみに冷房はないので暑さ対策として扇風機が置いてあります。とはいえシアトルはそんなに暑くならないので、冷房がないのは一般的だとか!?。しかし昨今の温暖化の影響でその常識も崩れつつあるとか。。。今年の夏、暑かったですものね。世界中で暑かったようですし。
寝室の様子です。
緑色の壁が東京のDDD HOTELみたいでとっても良いです!
ベッドも高品質で十分満足できます。マリオット系列のホテルに泊まってる感じのベッドの質の高さです。
いいホテルに出会ったなという感じです。
窓の隙間から外の風景が見えますが、狭い道路を挟んで隣の建物があり、眺望は全く持って期待できません。
ここで問題発生。窓の外から時折、ものすごい騒音が発生します!
ふと窓から外を覗き見ると、軽トラみたいな車が止まって何が作業でもしている様子。音も生温いものではなく、金属的でガシャーンみたいな轟音が鳴ります。それが真夜中でも発生するので、一度起こされてしまいました。
対策としてベッドサイドにそれなりに強力な耳栓が置いてあります。耳栓を付ければなんとか寝れるレベルにはなりました。
あと滞在中は気づきませんでしたが、ベッドサイドにあったのはホワイトノイズマシンだったように思われます。こちらを使ってもいいかもしれませんね。
バスルームです。きれいで使いやすいのですが、ここでも少し焦りました。
シャワーの出し方が分からない!
正解は、押すのでも回すのでなく、丸い円ごと手前に引くのですが、あまり力強く引っ張って壊したらどうしようと思ってなかなか強く引っ張れませんでした。らちが明かないので、少し強めに引いたら動いて、水が出るようになりました。
こちらも慣れれば簡単ですが、初見は焦ります。ただ他の国のホテルでも同じような経験したことあったので、そこまでパニックにはなりませんでした。
キッチンの様子です。ちゃんとケトルもありお湯を沸かしてお茶を飲むことができますよ。
朝食は近くのPiroshky Piroshkyというベーカリーで昨夜に購入したパンを食べました。左側がHam, Spinach & Cheese Piroshkyです。右側がスイーツのMarzipan Rollです。昨夜に切り分けた分です。
Piroshky Piroshkyはスモークサーモンのピロシキがシグネチャーらしいのですが、少し野菜分も欲しいなというこで、ほうれん草が含まれるピロシキにしましたが、単体で食べるのは単調かなという感じでした。何かおかずが欲しい感じです。素直にスモークサーモンにしたほうが良かったかもしれませんね。
ちなみに、こちらが切り分ける前のMarzipan Rollです。これが非常に美味しかったですね。アーモンドペーストが入ってるのですが、実に美味しいです。
まとめ
Kasaは大変癖が強いホテルですが、大変気に入りました。実際に滞在してみると、思いのほか落ち着きます。なんといっても緑色の寝室が良いですね。
コスパも高く、ウエストレイク駅からのアクセスも良いので、シアトル再訪時は第1候補として挙がってくることでしょう。シアトルのダウンタウンのホテルはどこも高すぎですよね。
あと、16時まで入館できないということは、それまで荷物を預かってくれる場所がないということで、シアトル到着が早めの時間だと16時までずっとキャリーバッグを持ったままになるのは、ちょっと難点ですね。今回はちょうどいい時間での到着となったので問題なかったですけど。