訪問時期:2022年3月
銀座にあるザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8というホテルに泊まってきた。
価格がとてもリーズナブルなわりに、内容が充実して、近くにあるアロフト銀座のようなデザイン系のセンスでかなり良いホテルだった。
銀座の中心に至近距離で、お値打ちで、スタイリッシュ。2019年3月開業と築浅なのでハード面も新しくてクリーンで快適。先日泊まったノット横浜より断然良いと思った。
ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8には新橋駅から歩いて向かった。
銀座8丁目だから新橋からでもほど近い。
銀座8丁目の標識。
どことなく由緒深さを感じる。
ホテル前に到着。この縦に長い建物が、ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8。
そんなに大きくないホテルなので、入口の近くにあるフロントでチェックイン。
有人フロントだけど、支払いは自動精算機みたいな機械で、現代的だった。
チェックインのあとは、早速部屋に向かった。13階の1305号室。
14階建てビルで、14階はレストランなので、13階は客室階では最高層。
今回宿泊する部屋は、ホテルに2つあるというコンセプトルームのうちの一つ。
クリエイターが憧れる旅先での滞在を表現したという「クリエイターズ・ルーム」。
写真で見る限り一般の部屋のほうが良さげだったけど、クリエイターズ・ルームが気になったので泊まることにしてみた。
クリエイターが憧れる旅先での滞在を表現した「クリエイターズ・ルーム」 限りなくシンプルでニュートラルな構成と、グレーカラーを基調とした空間デザインをもとに、アート、デザイン、音楽、ファッションなどの領域で活躍する日本を代表する「クリエイター」の目利きにより選ばれた、芸術性が高く個性の強い、独特なアイテムを空間全体にコーディネートしていくことで、新しい出会いや発見、自由で創造的な滞在スタイルを生み出します。あなたの感性とインスピレーションを刺激して、記憶に残る滞在を提供します。
https://www.canvas-ginza8.jp/room/concept/
扉を開けて部屋に入ったところ。カーテンが間仕切りとして使われている。
こちらのクリエイターズ・ルーム、公式サイト以外では情報が少なく、レビューも少ない。どんな内容の部屋なのか不明点が多く、ベールに包まれていてた。
ちょうど桜の開花の時期だったからか、花のデコレーションが部屋全体に施されていた。
最初見たときは、何か祝い事でもあったっけ?ときょとんとしてしまったが。
ベッドの様子。
ここでも花のデコレーションが目を惹く。
しかし、テープの粘着が弱いのか、一部が床に落ちてしまっていた。
時間が経過するごとに落ちていった花もあり、もしかして狙っているのか?散る様子を表現しているのか?という考えも頭をよぎったが、おそらく粘着が弱いだけだろう。
就寝中に頭に降ってきたら確実にイラっとするだろうな、と思った。幸いなことにそんなことはなかったけど。
ちなみに欠点は、ベッド脇にUSBコンセントがないことと、それどころか電源コンセントすらないこと。
就寝中にスマホ充電しながら、朝にスマホのアラームで起きる習慣なので、電源コンセントがベッド脇にないとやや辛い。
ここでも花が飾られている。
テープデッキがあるオールドスタイルのラジカセで音楽を楽しむ。
テープのセレクトもラウンジな感じで良かった。
さすがにカセットテープはもはや持ってないけど。持ち込みで聞くのも楽しいかもしれないね。
テレビ周り。
ミネラルウオーター2本あり。
この四角形のキューブは広がる。
キューブ型の家具が広がったところ。
写真にはないけど、上部にも広がって、化粧台のように鏡が現れる。
また、上部に広がると簡易的なテーブルにもなる。椅子は下に隠れている。
けど、本当に簡易的なテーブルなので、軽い食事や軽作業程度しかできないかも。
香港のTUVEホテルに似たようなギミックがあったなと思いだした。
キューブの右サイド。
植草甚一主義は面白くて結構読みふけってしまった。
左側のキューブの様子。
90年代以前の本が多いのと、下段には7インチのレコードあり。
いったいどうやって聞くんだ?と思ったけど、レコードプレイヤーの貸し出しでも行っているのだろうか。
あと、オーデコロンもある。サンタ・マリア・ノヴェッラのパチューリ。香水は持参しているけど、ちょっとだけ使ってみた。
窓からの眺望。
トイレ。
バストイレ別で嬉しい。
ここだけでなく部屋全体がグレーの壁で覆われていて、居心地が良い。
洗面台の様子。やや小さいが特に不便はなし。
バスルーム。
バスタブに浸かっていい気分になった。
築浅だし、水回りはばっちりだった。
部屋を後にして、2階にやってきた。
エレベーターの前にあるのは、館内アート。
こちらは八木良太によるSound Showerという作品。
音も聞こえます。
ホテル内には他にもいくつか館内アートがある。
2階のラウンジの様子。
この空間は洗練されていて居心地よい。
ラウンジに隣接するキッチン。
ゲストハウスみたいな感じ。ランドリーもあったし、長期滞在の利用も可能そう。
ただしキッチンは私が滞在中は使用している人を見かけなかった。
逆方向から見るラウンジの様子。
ラウンジの中で個人的に最も気に入ったのは、この机。
デスクライトもあって、勉強するのにちょうど良い。
最近はホテルでよく勉強するので、英語のテキストを広げていた。
2階のラウンジに展示されているイヴァン・アルゴテ「Come Closer」
全5作品ある館内アートの中で最も気に入ったのはこちら。
中二階にあるミュージックライブラリー。
スピーカーはJBL4319。
レコードは自由に聞けるようだけど、レコードプレイヤーが見当たらないので、楽しみ方が分からなかった。
それにこのスピーカーでそれなりの音量で聞いてたら、周囲には結構迷惑な気もする。自分は楽しいだろうけど。
夜は、銀座で食事とウィンドウショッピングを楽しむ。
タイ料理のお店に行って、GINZA SIXなどを回った。
GINZA SIXにはスピーカーのDEVIALETのショップがあったので初めて音を聞いてみた。低音が出るのが特徴とのことだった。
ホテルに戻ってから気づいた、部屋の天井のライティングの様子。凝っている。
ちなみに、部屋はくつろげるような場所ではないので、2階のラウンジで過ごすことが多かった。
翌朝は1階のカフェで朝食。
和食と洋食が選択できるのだけど、魚に惹かれて和食をチョイス。
和食は健康的でいい。魚も健康に良い。
誰もいないときに撮った1階のカフェ「TEA SALON」の様子。
ここのカウンターで朝食を食べた。
昼以降はバーにもなっているようで、お酒を飲んでいる人がちらほら。
14階のレストランのバーはやっていないようだった。ノンアルコールカクテルでも飲みに行きたいと考えてたのに。
写真は1階のフロントの背面壁にあるChim↑Pom 「IT’S THE WALL WORLD」。
意外と小さい作品なのでフロントとのやり取りに気を奪われると、見逃してしまうかもしれない。私も最初は見逃した。
Chim↑Pomは森美術館で個展を2022.2.18(金)~ 5.29(日)で開催しているので、時間を見つけて、訪れたい。国立新美術館で開催中のダミアン・ハースト展とハシゴしたいと思っている。
- Chim↑Pom展:ハッピースプリング
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/chimpom/
まとめ
2019年3月開業の新しい建物だけあって、きれいで快適。
何よりコスパが良い。低価格なのに安っぽいところもない。この内容でこの価格!と自分のチョイスを誉めたくなる。
立地も銀座の中心で文句なし。非常に良いホテルだと思った。
気になったのは、レストランのシステムがWebサイトの記載と違ってて分かりにくいとかくらい。新型コロナウイルスの影響とかもあるから仕方ないのかもしれないが。
知名度や人気度がないのは、インスタ映えにやや欠ける点と、何よりもブランディングがいまいちなのではと思った。まず名前がパッとしない、チェーン店みたいだ。
ホテルのネーミングをクリエイターズホテルとかモダンな感じにしたらもっと人気でるんじゃないか。どうだろうか。
では、また。
おまけ
ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8をチェックアウト後に、六本木ヒルズにある毛利庭園で見た本物の桜。
では。