訪問時期:2021年11月
緊急事態宣言も明けて、新型コロナウイルスの感染者も収束している時期に、岐阜県の北部にある飛騨・高山へ訪れました。
目的は飛騨市の神岡にある「ひだ宇宙科学館 カミオカラボ」に行くこと。ついでに周辺を寄り道しようという2泊3日の計画です。
飛騨地方は距離的には東京からはそんなに遠くないのですが、飛騨山脈で遮られているため、アクセスが不便。
東京から高山に行くには主に以下のパターンです。
- 東京→名古屋(新幹線)、名古屋→高山(電車)
- 東京→富山(新幹線)、富山→高山(電車)
- 新宿→高山(高速バス)
- 羽田→富山(飛行機)、富山→高山(電車)
今回は行きは東京から北陸新幹線で富山まで行き、富山から電車で高山へ向かうことにしました。
東京駅にやってきました。予約しておいた北陸新幹線に乗り込みます。
新幹線の切符はえきねっとで購入。
iPhoneのモバイルSUICAの番号を入力して紐づけ可能で、チケットレスでiPhoneのみで新幹線の改札を通過できました。
ただし、iPhoneのSUICAが使えるのは東京や新幹線など一部だけです。
富山や高山の駅では無理なので、事前に発券して券を入手する必要があります。
その事前の発券も富山や高山では無理なので、出発前に最寄りの駅で発券しました。
写真は、東京駅の自販で買ったペットボトルです。
キャップが外れないように固定されていて、とても便利!
最初ははずれなくて焦りましたけど。
新幹線の車中では映画を見てました。
見てたのは「007 ゴールデンアイ」。
あらかじめPrime Videoでダウンロードしておきました。
先日映画館で「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」を見てから、007にハマっております。
北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅で下車。東京からは2時間20分ほど。映画を見てたらあっという間でした。
写真は 黒部宇奈月温泉駅 のホームからの風景です。自然豊かでデトックスされます。
発電所美術館へはレンタカーを利用して向かいます。
タクシーだと片道3000円程度だそうで、往復すると6000円くらいになります。
それならレンタカーのほうが安上がりだし、行動の自由が利くということで、駅前徒歩2分くらいの距離にあるニコニコレンタカー黒部宇奈月温泉駅店を利用することにしました。
この店舗は人が常駐していないので、あらかじめ連絡済みの予定時間に合わせてスタッフが来ていました。
ちょっと変わったシステムでしたが、スタッフの対応が親切なので、楽しかったです。
発電所美術館に向かう道中で、思わずいい景色だなと思って、停車しました。
一面の田園風景と山並み。
普段、雑踏の中にいるので、雄大な景色に見とれます。
早くもデトックス完了。
20分ほど運転して発電所美術館に到着。
道も広く、車も少なく、快適なドライブでした。軽自動車をレンタルしたのですけど、ちょうど良かったですね。
すれ違う車も軽自動車が多かった気がします。
駐車場の様子。ほとんど車が止まっていません。平日だったこともあるのですが、満車になることはなさそうです。
ちなみに客は私以外誰もいませんでした。
入口です。下山芸術の森という施設の名称が表示されています。
発電所美術館は下山芸術の森の一部になります。
彫刻広場です。前方の建物が発電所美術館です。
発電所美術館の入口です。
市川平「セルフコラボ展」が開催中でした。
入場料は600円なり。
展示の予備知識なく訪れましたけど、いきなり最初の作品で釘付けにされました。
丸い円筒の奥のほうで緑の光が蠢いています。
少しだけ中に入れます。緑の光がグルグルと動いていて、まるで宇宙空間を感じさせる展示です。
しばし放心状態で作品に見とれてしまいました。
同じように赤い照明の作品もあります。
緑色と同じように洞窟風の空間に照明が置かれています。
赤い照明の作品も、緑と同じように少しだけ内部に入れます。
個人的には緑が気に入りましたが、こちらの赤も良いですね。
会場の中央にはテント型のドームがあり、中に入ることができます。
こちらは内部の写真です。中央に置かれている物体は彫刻でしょうか。
光が刻一刻と変化します。
レールの上を電車が走っています。電車の上のランプで周囲を光で照らし、電車が去ってしまうと会場が暗くなります。
電車の動きによって、光の見え方が変化するのが見どころです。
仕掛けはシンプルですけど、光の変化は見飽きないです。
元は水力発電所なので、発電の設備が、美術館内に残っています。
巨大なタービンがあって、こちらも見ごたえあります。
2階にも作品が展示されているので、行ってみます。
2階の作品の様子です。宇宙船のように見えますね。
ボイジャーとかそんなイメージです。
2が所で旋回している作品です。天動説と地動説を表しているとのことです。
よく見ると、地球が見えますね。
他にも、天井のほうにも地球儀があったりして、まるで宇宙空間をイメージしているようでした。
全体的に宇宙を感じる展示内容で、とても楽しめました。非常に自分好みの内容です。
遠かったけど、来た甲斐があったとしみじみと思いましたね。
美術館の外を出ると階段が脇にありますので、登っていきます。
こちらは美術館の建物につながっている管です。こちらを利用して作品を展示していたのですね。
ちなみに、水力発電所の導水管だそうです。
上から発電所美術館を眺めた様子です。
導水管が美術館につながっています。
階段を登ると広場になっていて、いろいろな施設がありました。
祭壇のような神殿のような趣きですね。
これは展望塔です。階段があるので上に登ることができます。
展望塔からの風景です。
展望塔のそばには喫茶室があります。
くりこども飯店という名前のカフェです。
訪問時は定休日だったようですが、“旅ごはんとバザール”の店とのことで、アジア料理が魅力的ですね。
市川平-セルフコラボ展
会期:2021年10月9日(土曜日)~2022年3月21日(月曜日・祝日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会期中の休館日:月曜日(1月10日、3月21日は除く)、祝休日の翌平日、年末年始
https://www.town.nyuzen.toyama.jp/gyosei/bijutsukan/4582.html
発電所美術館を出た後は、レンタカーで黒部宇奈月温泉駅まで戻ってきました。ガソリンを入れてレンタカーを返却です。
スタッフが常駐していないので、ポストにカギを入れて返却しました。
周囲はすっかり暗くなってしまいました。
黒部宇奈月温泉駅から富山まで再び新幹線で向かいます。
が、あまり本数が多くないため、待ち時間が40分くらいありました。
駅で暇をつぶすことにしましたが、周囲にカフェみたいなお店はありません。駅前を散策しますが、特に何もありませんでした。
あったのはライトアップされているセルフィースポットくらいです。
カフェなどはなかったのですが、駅前の観光案内所の2階に博物館があって、これが思いのほか楽しめるものでした。
黒部市の自然などを紹介しています。
3面のスクリーンの展示もあったりして、意外と凝っています。
新幹線の待ち時間にピッタリですね。
新幹線に乗って富山駅に到着。
黒部宇奈月温泉駅から一駅なので10分程度です。ローカル線だと50分くらいかかるので、時短のためにも新幹線を利用しました。
本日は富山で宿泊して、翌日高山に向かいます。
では。