訪問時期:2020年7月
東京都現代美術館で開催中のオラファー・エリアソンの展覧会「ときに川は橋となる」へ行ってまいりました。
COVID-19パンデミックが猛威を奮っており、東京都郊外在住の身としてはなかなか都心に行きづらいのですが、近くに立ち寄ったので東京都現代美術館に訪れてみました。今後もっとパンデミックが酷くなる恐れがあり、気になる展覧会などは行くなら早いうちかと思われます。
オラファー・エリアソンはあまりガッツリ見た記憶はなくて、最近だと金沢21世紀美術館で見たくらい。それくらいしか予備知識もなく、あまり作風も存じ上げてなかったけど、やはり予想以上に面白いものでした。
展覧会で、気に入った作品をベスト3形式で紹介します。
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No.1「あなたのオレンジの残像が現れる」
あなたのオレンジの残像が現れる
Your orange afterimage exposed (2000)
最も印象的だったのがこちら。「あなたのオレンジの残像が現れる」という作品。
白い壁に周期的に青い四角形のライトが点灯され、消えた後、ぼんやりと残像が見えるという作品。
当初、作品のコンセプトが全く分からず、なんじゃこれ?状態でしたが、周囲の観客の「あ、見えた!」という声を聞き、何か見えてくるのかと思って、じっと見てたら分かった。
オレンジではなく、モノクロームな残像というイメージでしたが、見るたびに変わった形象だったりして、飽きません。
全体的にシンプルな仕掛けで、イメージを膨らませる作品が多くて楽しめました。
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No.2「おそれてる?」
おそれてる?
Who is afraid (2004)
こちらの「おそれてる?」は皆が撮影しまっくてたインスタ映え必至の作品ですが、私としては、円形が壁を動く様子が面白く感じられた。有機物でもなく無機物でもない、異形のものが壁を動いてるようで、なんだかゾクゾクしましたね。
色の重なり具合を楽しむという作品の意図とは異なるかもしれないのですが、次から次へとスピードと色が異なる円形が通過していく様はスリリングで、こちらも見てて飽きなかった。
シンプルで想像力を掻き立てる作品は素晴らしい、つくづくそう思った。
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No.3「ビューティー」
ビューティー
Beauty (1993)
展覧会の扉絵にもなっている作品ですが、私は実はあまりよく知らなく、部屋に入ってみた瞬間にハッとしました。
美しいの一言に尽きます。暗闇から急に幻が現れているように見えます。
割と会場の入口に近くに設置されていて、これを見て、あー来てよかったと思う作品でした。
この写真ではいまいち表現しきれてないけど、本当に幻想的でした。
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最近の美術館は撮影フリーなところが多く、みんなパシャパシャとスマホやデジカメで撮影してますね。私は今回はスマホで撮影しました。ミラーレス一眼も所持していたのですが、重かったのでコインロッカーに預けてしまいました。
でもオラファー・エリアソンの作風や光の反射具合などはミラーレス一眼で撮影したらより良かったかなとは思います。最近のスマホの画質もスゴイものがありますけどね。スマホのカメラ、どんどん良くなってない?スペック上の表記を上回る画質をたたき出してる。
あと、一つ気になった作品があって、、、
「太陽の中心への探査」という金ぴかのオブジェみたいな作品。
ピカピカで神々しく、宇宙的でとても良かったです。
今回のベスト3が1993年~2004年とたまたまやや古めの作品だったので、近年のものもということで2017年の本作品も一応載せておきます。
あと、もちろんベスト3以外にも楽しめる作品がいろいろあって、平日の訪問だったのでそんなに密ではなかったし、訪れた価値はあったと思う。
太陽の中心への探査
The exploration of the centre of the sun (2017)
オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」
Olafur Eliasson – Somtimes the river is the bridge
2020年6月9日(火)- 9月27日(日)
東京都現代美術館
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/olafur-eliasson/