訪問時期:2019年12月

話は少し前後して、金沢駅に戻ります。金沢駅からはバスで、21世紀美術館前まで直行しました。

金沢といえばここですよね。


金沢21世紀美術館

やってきました。金沢21世紀美術館。通称「21美」です。10年ぶりです。

全館休館の直前で何とかやってきました。

2019年12月20日(金)から2020年2月3日(月)までの間、総合案内、トイレ等の改修工事のため全館休館します。館内にはお入りいただけません

https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=61&d=221

企画展は開館15周年記念の「現在地:未来の地図を描くために[1]」。

もう15年なんですね!

開館15周年記念 「現在地:未来の地図を描くために[1]」

2019年10月12日(土) 〜2020年4月12日(日)

10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで) 前期:2019年10月12日(土)~12月19日(木) 後期:2020年2月4日(火)~4月12日(日)

https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1771
エルネスト・ネト   身体・宇宙船・精神

現代の潮流に倣い、撮影可能な作品が多くありましたが、一方で撮影禁止の作品も多かったです。上記のエルネスト・ネト 「 身体・宇宙船・精神 」は部屋の中では撮影禁止でしたが、部屋の外から撮る分には良いですよ、ということなので部屋の外から撮りました。

鞄の持ち込み制限も厳しかったです。ちょうど規定サイズくらいのカバンだったのですけど、持ち込みNGでロッカーに預け入れを命じられました。まあ、別に構わないですけどね。

島袋道浩 箱に生まれて

ダウンタウンのコントかと思ったのが、こちらの島袋道浩「箱に生まれて」。地味だけど面白い。

他にも数多くの見どころある作品で楽しめました。建築だけではなく、展示品の質も高いのが21美ですね。

なお、作品の中で、一番印象的だったのは、、、、

アニッシュ・カプーア「L’Origine du monde」

世界の起源と名付けられたアニッシュ・カプーアのこの作品のことはすっかり忘れてましたが、弩級のインパクトですね。

国宝にしたほうが良いんじゃないでしょうか。国内に展示されている3大アートの一つだと勝手に思ってます。あとの2つはなんでしょうねwww

撮影禁止になってましたが、最も撮影したかった作品。

ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」

この作品だけは片時も忘れたことがなかったジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」。こちらも10年ぶりの鑑賞ですが、こんなに天井の穴が大きかったっけ? 自分の中でのイメージとは乖離していました。もっと小さな天窓のイメージでした。

前回は雪だったのですけど、今回は青空も見えて、より作品の真価が味わえました。晴天にうごめく雲が美しかったです。

にしても、この空間は良いですよね。崇高な面持ちになります。

金沢21世紀美術館

https://www.kanazawa21.jp/


鈴木大拙館

金沢21世紀美術館からは徒歩で鈴木大拙館へ。

観光客はグッと減りますが、渋い魅力を放ってます。

入場してすぐの廊下です。この時点で既に期待に応えてくれてます。

鈴木大拙館は展示空間、学習空間、思索空間の3つに分かれています。思索空間のみ撮影可能で、あとは撮影禁止です。

学習空間がとても良かった。余白が多くて、モノが少なく、花瓶が一つだけぽつんと飾られている。自宅の学習空間もこんな感じにしたいなと思うことしきり、さすれば学習が進むであろう。

思索空間と水鏡の庭です。

思索空間から眺めた水鏡の庭です。京都あたりの庭園のような静けさに満ちた空間です。

水面に時折ポチャンという音ともに波紋が発生して、良いアクセントになっています。

これは鈴木大拙館の敷地外からの写真ですけど、思索空間と水鏡の庭の全貌はこの角度が分かりやすいです。左側のベンチ、右側の建物(思索空間)の中、この二つが佇むポイントになってます。だいたい人が座っているので、このように誰もいないのは珍しいです。

思索空間の建物の中はこのようになっています。

ベンチに座って思索に耽ることができます。

無料ゾーンの周囲の通路からも思索空間は眺めることができます。

良いところですよ。

鈴木大拙館

https://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/


純喫茶ローレンス

竪町のホテルにチェックインしたあとは、片町に繰り出しました。ホテルの冊子にお勧め店でも紹介されてた、ローレンス。こちらも超久々の訪問です。

妖しい古城のようにローレンスが鎮座しています。

アップです。存在感が半端ないですね。

入口です。

ローレンスは普通の喫茶店ですけど、普通じゃないセンスの内装の店内と、ファンタジーのような女性店主が特徴です。

特に店主のトークスキルは凄まじく、ここまで話が面白いのはホストのローランドかローレンスの店主かというくらいです。面白いだけではなく人生訓みたいなのも含まれていてためになるんですよね。

今回も実に楽しませてもらいました。ここは俗世間のしがらみや憂さとは無縁で、元気になれるお店だと思ってます。


DUB

何か食事でもしようかと思って、ぶらついてたら面白そうなお店を発見したので入ってみました。

チェコ料理のDUBです。

カウンターの座席で4品のお任せ料理を注文したけど、どれも美味しかった!。レストランの料理のように美しいビジュアルと味の両立。それが気負いなく楽しめる。なんていい店なんでしょうね。

この料理の味とビジュアルを真空パックにして皆様の眼前にお届けしたいくらいです。

店主はいろいろチェコの魅力も聞かせてくれて、まだ行ったことないけど、行ってみたくなりました。ビールは有名だし、チェコは酒飲みにはたまらない国のような気がします。


という感じで、一日目の観光は終了。このあとはホテルのBARで飲みました。