サンフランシスコはホテル代が高価だ。よって、比較的安価なホテルも利用することにした。あまり安すぎると生活に苦労して旅を楽しめなくなってしまうので、いい塩梅の場所ということで、ポッドルーム・オファレル・セント・ユニオン・スクエア(Pod Room O’Farrell St Union Square)というドミトリー形式のホステルに宿泊することにした。
ポッドルームはドミトリーとはいえポッド形式のベッドでプライバシーが守られるというところに特徴がありますドミトリーとしてはちょい高めの価格で、日本のビジネスホテルくらいの価格ですが、ちょうどいいのではないかと。
ポッドルーム・オファレル・セント・ユニオン・スクエアはパウエル駅から歩いてすぐの場所。のはずだけど、全然ホテルが見つからない。Googleマップで現在地を見ると明らかに目の前にいるのに、どこにも見当たらない。もしやと思い、違う名前のホテルが眼前にあったので、ドアを入って受付に「ポッドルームはここか?」と聞くとイエスとの答え。。。
そうですか、ここがポッドルームですか。絶対わからないですよね。
このバートレット・ホール(Bartlett Hall)と記しているところがポッドルームがある場所です。
これがホテルの入口。ポッドルームとはどこにも記していなく、ザ・バートレット・ホテル (The Bartlett Hotel)とだけある。あとから分かったことですが、ザ・バートレット・ホテルの半分がポッドルームになってるようでした。ちなみにザ・バートレット・ホテルは個室型の普通のホテルです。
到着時間が早くて、部屋の準備ができていないとのことで、スーツケースだけ預けて街に繰り出しました。夕方に戻ってきて、鍵をもらって、6階の部屋に向かいます。まずびっくりしたのは、
エレベーターが壊れている!
エレベータ壊れてるなんてありえない。滞在中ずっとそうだったのですが、エレベータがないので常に6階まで階段。しかも階段は細いから、スーツケース持っての昇降は苦労するし、人とのすれ違いも大変。日頃の運動不足が解消どころか、かなり良いトレーニングになりました。
部屋の中のポッドの外観です。2段ベッドのように上下に設置されている。反対側には別のポッドがあり、一部屋の定員は4人だった。部屋はオートロックなので、セキュリティは確保されています。
ポッドの中はこんな感じです。USBコンセントもあり、扉も閉めることができるので、プライベートな空間が確保されます。
ラッキーだったのは、上段の人がいなかったこと。上からの物音もなく快適に過ごせました。ポッドルームは全体的に空いているように思えました。
個人に一つ、鍵付きロッカーが用意されています。ダイヤル式で閉めるたびに番号を変更可能。ポッドの中にもセーフティボックスはあるが、私はこちらに貴重品を入れてました。
ただし、このロッカーは微妙な大きさで、スーツケースは入らない。ではどうするかというと。
このように、もう一つチェーン式の鍵が用意されているので、手すりにくくりつけます。なお、これは私のキャリーバッグではありません、同室の人のです。
あとは、部屋に洗面器が一つあります。フロアにシャワールームが一つ、トイレが一つあります。一つのフロアにに部屋が4つくらいはあるので、トイレは一つじゃなかなか空きがないかなと思われたが、そんなこともなく常に空いていました。宿泊客が少なかったのでしょうか。
朝食は、1階のザ‣バーレット・ホール (BARLETT HALL)にて別料金で用意されています。メニューの一番上にあったThe Classicというのを頼んでみたら上の写真のようなものが出てきました。パンやドリンクは含まれておらず、これだけで11ドル(税抜き&チップ抜き)。なので、チップなど含めたら1500円くらいでしょうか。日本で朝食にそこまで払うとはなかなか考えにくいですよね。この店が高いのではなく、アメリカは物価高いです。でも、味はアメリカっぽい感じで結構イケてました。
近所にはスターバックスもあるので、そちらを朝食で利用したりもしました。
良い点、悪い点
ポッドルームには他にいくつか、いまいちな点があって
・Wi-Fiのパスワードを最初に教えてくれない。聴けば親切に教えてくれましたけど。
・部屋のゴミ箱が毎日捨てられない。結局一度も捨てられないまま。
・毛布がない。言えば笑顔で渡してくれましたけど、エレベータ壊れてるから昇り降り大変なのですよ。
・シャワールームに洋服をかける場所がない。出っ張りのようなところに強引に置いたりして、結構苦労した。
でも、良い点もありまして
・清潔なところ。何といってもこれが一番。
・住めば都で慣れれば快適。
洋服をかけるようなハンガーがないので、念のため持って行った折り畳みハンガーがとても役に立ちました。
正直、この価格ならもう少し何かが欲しいところですが、サンフランシスコのホテル相場を考えると、まあこんなものでしょうかね。バジェットトラベラーにはこういう選択肢もあるよということで。たまにドミトリーに宿泊するのも面白いです。
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