サンフランシスコでは前回に紹介したドミトリーのような安価なホテルだけではなく、お高目なホテルにも宿泊しました。それがザ・スカーレット・ハンティントン。
ご存知、シンガポールにあるスカーレット・ホテルの姉妹店。なぜかサンフランシスコにあります。このザ・スカーレット・ハンティントンが高価なだけあって、エレガントで素敵なブティックホテルでした。今まで宿泊したホテルの中でもトップクラスに記憶に刻まれる体験でした。
まず、ザ・スカーレット・ハンティントンの歴史について紹介。もともとハンティントン・ホテルという1924年より続く歴史あるホテルでした。それがシンガポールのグレース・インターナショナルに買収されて、1500万ドルかけてリノベーションを行い、2014年5月にザ・スカーレット・ハンティントンとしてリニューアルオープンしたそうです。
なので、新興ホテルかと思いきや、重厚な歴史を感じさせて、半端なくソフィスティケートされている、という画期的なホテルに成りあがってます。
そして付設したノブヒル・スパ、レストラン Big4、というスパとレストラン。立地はノブヒルという急勾配の坂の上にあります。
坂の上にあるので、UBERで行きました。スーツケース持ってケーブルカーはきついので、UBERは大活躍です。
ホテルに到着して驚いたのですが、ドアマンが荷物を運んでくれます。ブティックホテルだと思ってたが、格式は五つ星ホテル並みです。写真はロビーの様子です。
部屋は6階でした。エレガントで広い部屋で良い意味で驚く。シンガポールのスカーレットのイメージあったので、狭い部屋かなと思ってたのですが違いました。
窓から差し込む柔らかい陽光が息を呑むほどの美しさ。しばらく佇んでしまうほどです。
そんな窓の美しいカーテンのデコレーションをアップでどうぞ。
バスルームの小窓がまたお気に入りです。光の差し込みが絶妙で、映画の登場人物になった気分です。
アメニティです。Cote BastideのARGANです。フランス発のアルガンオイルです。アンダース東京のスイートルームでも採用されているらしいです。スカーレット・ホテルは訳わからないくらいセンス良すぎです。
ベッドの脇のBluetoothスピーカです。スマホと接続して、Spotifyでお気に入りの音楽を流せば、この上ない極楽なアトモスフィアで満たされます。Bluetoothスピーカを家から持ってこなくてもバッチシでした。ちなみに私は月額料金支払ってSpotifyの会員登録をしています。Spotifyはかなり良いです。
デスクにあるシンガポールのスカーレットホテルの広告です。ふふふ、、、両方のホテルに泊まった事ある人間はそう多くないだろう。一人悦に入ることができましたが、実際は結構いるのでしょうか。
もちろんルームサービスも完備。後述しますが、Big4というレストラン直送で、このレストランはかなりイケてます。ルームサービスもきっと期待に答えてくれるでしょう。
コーヒーのセットです。ただし、ミネラルウォーターは備え付けがありません。ルームサービスで5ドルでエビアンを頼む必要があります。香港のホテルなら間違いなく2本は備え付けですけど、ここはアメリカです。
ノブヒル・スパ
ザ・スカーレット・ハンティントンにはノブヒル・スパというゴージャスなスパが敷設します。16歳以上でないと利用不可という大人びたスパです。
ホテル宿泊者は通常65ドルのところ40ドルで施設が利用可能(月~木)ということで、利用しちゃいました。ただしマッサージは受けませんでした。プールやサウナなどの利用のみです。それでも40ドルですが、それだけの価値はあると思います。
ショップ兼受付で入場希望の旨を伝え、螺旋階段を降りていき、更衣室に案内されます。
更衣室で着替えたあとは、プールに行きます。サウナやジャグジーがある大人のためのリラクセーション空間です。
プールでしこたま泳ぎました。奥にあるテラスでは眺望が楽しめます。そして、メニューで食事はドリンクが楽しめます。お酒まで楽しめます。実際、優雅に楽しんでるグループがおりました。これは素晴らしいですね。
大人のバカンスとは何か、ここで理解したような気がしました。
スパではドライサウナやスチームサウナも楽しめます。更衣室はいい香りのインセンスで満ちており、マッサージ抜きとはいえ、その極楽空間に始終愉悦でした。
冷静に考えたら40ドルって結構高いんだけど、これを体験できるなら相応の価格だと思えるほどでした。
Big 4
レストランはBig 4という名前です。これがまた美味しい!
夜はBARとして利用、朝はブレックファストの利用、かなり楽しんでしまいました。
朝の客が少ない時間に撮影した写真です。夜はバーカウンターを中心に盛り上がっており、騒々しいことこの上なかったです。ピアノの生演奏もありました。
夜に訪れたときは、Ballast Point SculpinというサンディエゴのIPAクラフトビールとともにムール貝とフリットをいただきました。上質な味わいでした。
カクテルはヘミングウェイ・ダイキリを注文。もちろん美味しい。ダイキリは味の差が結構分かれるけど、Big4はさすがのクオリティ。もちろん価格もそれなりなんですけどね。
朝に注文したコンチネンタル・ブレックファスト。ちらっと写っているオレンジジュースはフレッシュでした。
コンチネンタル・ブレックファストのパン類。このパンも美味しかったです。Big4は一つ一つの質が高いなと思いました。
ちなみに税やチップを含めて30ドルくらい。アメリカに来て金銭感覚がだいぶ麻痺してます。朝食にここまで費やすなんて日本では考えられないですwww。
レストランは緑色でシートは統一されています。写真だとあまり伝わらないかもしれませんが、実際はクラシカルで重厚な良い雰囲気です。
最後に、ホテルの外観です。ザ・スカーレット・ハンティントンの宿泊はとても印象深いものになりました。宿泊費以外にも相当なお金を使ってしまいましたが、このホテルはお金を使わないと良さがわからないかもしれません。ノブヒルという坂の上にあるので、近場に娯楽やお店は少なく、いちいち坂を降りなければいけない。だからこそホテルで楽しむ。ということかなと。
あと、坂の上にあるので、閑静なのもポイントです。サンフランシスコの喧騒はシャットアウトして、欧州のリゾート的な落ち着きが得られます。それでいて、市街地にも至近というアクセスの良さは格別です。
ザ・スカーレット・ハンティントン、泊まって良かったです。
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