訪問時期:2018年1月

リスボン市内を観光した。シアードからバイロ・アルト、アルファマを駆け足で巡った。夜に飛行機のフライトが控えていたからのんびりとはいかなかったが、主要な観光地はある程度観光できたのではないかと思う。

宿泊したホテルのそばの道。このようにリスボンは坂道と石畳が基本である。見た目には大変美しいが、歩くとなると疲れる。特に坂を登るのは疲れる。だから市電が走っている。

シアード地区の光景。テーマパークみたいな凝った橋だけど、リスボンにとっては普通の街並みなんですよね。

シアード地区。この階段はキツいだろう。この辺にあるビッカのケーブルカーの駅を探していたが見つからないのでちょっと階段を登ってしまった。そしたら、ケーブルカーを発見してびっくり。

これがケーブルカーの駅の入り口だった。これは分からんよ。

ちょうどケーブルカーが発車してしまったところ。すぐ入れ違いにケーブルカーがやってきた。

うーん、なんか、派手な車両だなあ。

どーん、グラフィティされまくりのケーブルカーだ。電車のグラフィティは悪くないけど、ケーブルカーのはいまいちかもなと。修正しないリスボンもある意味器が大きいけど。

乗車の代金は1.25ユーロ、もちろんヴィバ・ヴィバジェン(Viva Vivagem)カードで支払い可能。車内は観光客で満杯になった。乗車してから発車まで結構待つ。

発車したら2~3分程で坂の上へ到着。途中で下りの車両と交差する。降りたあとはみんな写真を撮りまくる。乗車してたの全員観光客かよって感じだった。それにしてもグラフィティ具合が半端ないなー。

せっかくなんで、次の車両を待って、写真をとりました。こちらはリスボンらしい、きれいな車体。ただ運行間隔が結構空く。15分以上あったのではと思われ、日常使いには適してなさそうだったけどリスボン市民ははたして利用してるのかしらと。そもそも観光客で一杯だし。

また、リスボンの象徴的な写真として本や雑誌によく使われるのがこのビッカのケーブルカーの写真だそうです。

というわけでバイロ・アルト地区にやってきました。

バイロ・アルトのカモンイス広場にあったリスボンの文字。セルフィースポットでした。きっと夜になるときれいにライトアップされるのでしょうね。

バイロ・アルト地区の絵になる路地。細くなだらかな坂道。この地区はイケてるお店が集結しているらしいです。

グロリアのケーブルカー。こちらもビッカ同様にグラフィティが激しい。

このケーブルカーは壁にもグラフィティがある。ちなみにグロリアのケーブルカーはもう一つの車両もぐらいフィティの嵐でした。となると、ビッカの1台だけは、きれいに修正してるのかなとか思ったりした。

サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台。高台からの眺望を楽しめますが、ちょっと残念だったのは、、、

最も眺望の良さそうなところが、柵に覆われており、一部からしか展望が見えなかったこと。工事中かなんかでしょうか。少し残念でした。

でも、このサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台。憩いの場となってるというか、売店が軒を連ねている。冬でも暖かい陽射しのなか、ビールでも飲みたい気分でした。

サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からカモンイス広場に戻る途上で見つけたOrganic caffe。アスレージョが素敵ですね。シアード~バイロ・アルトをあとにして、カモンイス広場から市電でアルファマへ向かいます。

28番の市電でアルファマ地区のサンタ・ルシア展望台へやってきました。市電は混み混みでスシ詰め状態、おそらくほぼ観光客。これも市民の日常使いにはどうなんだろうと思ってしまった。スリが多いらしいし。

サンタ・ルシア展望台の様子。みんな展望してます。

サンタ・ルシア展望台からの眺望、アルファマの景観を堪能するつもりが豪華客船が目に入って仕方ない。あれでクルーズできるような身分になりたいっすね。

豪華客船を視界からはずしてアルファマの風景を堪能。良い雰囲気ですね。

サンタ・ルシア展望台から至近距離のポルタス・ド・ソル広場へやってきた。こちらの眺望もサンタ・ルシア展望台と似ているてなかなかだ。売店があるから、ポルタス・ド・ソル広場のほうがのんびりできるかな。

サン・ジョルジェ城は休業日とのことだったので行かずに、ポルタス・ド・ソル広場の階段を降りてアルファマへ侵入します。

この階段を降りていきます。

階段の上部にあった漫画。解説員が解説してました。リスボンの歴史でも描かれているのでしょうか。

階段を降りて右折し、どんどん進んでいきます。

道端に様々な光景。アルファマの散歩は飽きさせないです。

出窓のセンスを感じます。

犬の水道。飲めるのでしょうか?

小道の散歩が好きな人は確実にハマると思います。

そしてアルファマ名物(?)の、カラフルな洗濯物。風にたなびくさまがとても良いです。

ゆらゆらと揺れるさまを、思わず動画で撮りたくなるほどこれらの洗濯物はフォトジェニックでした。実際動画で撮ってみたんだけどちょっと失敗しちゃったんですよね。

道中には良さそうなカフェ・バーやレストランもあり、楽しめそうです。時間あればゆっくりしたいところでしたね。

アルファマの小道を抜けてカテドラルへやってきました。

立派な建物でしたが、前日に見たベレンのサンタマリア教会のほうが荘厳かなと。

カテドラルは無料ですが、奥には有料の回廊があり、せっかくなんで入ってきました。これも前日に見たベレンのジェロニモス修道院に比べてしまったら(以下略)

再びちょっとアルファマに戻り、FADOと書いてあって一目瞭然、ファド・レストランを発見。Coração da Sé – Restaurante de Fadoという店らしい。TripAdvisorを見ると評価が見事に分かれておりました。ファド発祥の地アルファマでファドを聞くというのは観光の定番。

くちばしの家にやってきました。。中には入れないけど面白建築です。遠目から見ると模様にしか見えませんが、近づくと分かります。

尖った石で前面が覆われています。鳥のくちばしのような形状から、くちばしの家と呼ぶそう。1522年に建築されたとのことですが、日本で例えると1522年とは江戸時代はおろか、織田信長が生まれる前、室町時代ですがな。そんなときからこのモダンな建築があるとは、、、絶句。中は入れません。公的な建物として利用されているそうです。

そろそろ時間切れです。バイシャを通ってホテルに戻ります。

結局登らなかったけど、サンタ・ジュスタのエレベーター。滞在中に何回か見て、登りたかったけど時間なかった。

バイシャのナタのお店、Fabrica da Nataでエッグタルトを食べることに。観光客慣れしてるのか、辿々しいポルトガル語で注文しても英語で返してくれます。小銭はボックスに入れるという方式。エッグタルト1個1ユーロ、分かりやすい明瞭会計。

Fabrica de Nataは2Fにイートインスペースがあり、ゆっくり食べることができる。で、ここのナタ(エッグタルト)美味しかったけど、ベレンのパステイス・デ・ベレンのナタのほうが美味しいような気がした。気のせいだろうか。

バイシャからシアードにあるホテルまで徒歩で戻る。ホテルでキャリーバッグをピックアップして空港に向かった。

実際に行ってみて、リスボンは欧州人に人気の観光都市だなと思った。あとは、坂道と石畳、エッグタルトそれが印象に残りました。メジャーな観光地はだいぶ回ったので、次はもう少し深入りしてみたいなとも思ったけど、リスボン遠いんだよね。東京からの直行便できないかしらん。

 

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