訪問時期:2017年11月

杭州といえば西湖。日本では富士五湖の西湖が思い浮かぶが、世界遺産となっているのは杭州の西湖だ。

杭州には一泊しかしなかったのでが、観光するには圧倒的に時間が不足だった。

遊覧船乗って、のんびりとしてたら、何とか電動カートで湖畔を一周することはできた。

・1日目

杭州に到着した日の夕刻頃。宿泊したホテルから平海路を西側に直進、西湖に向かう。徒歩6~7分程度だったか。

とても活気がある派手な街並み、都会の光景だ。杭州市の人口は918.8万 (2016年)ということで、日本の感覚だと大都会になる。

高級ブランドがある通りを抜けていく、ここは西湖のすぐそば。

そして、やってきた西湖の目の前。夕方だけどまだまだ人がいる。

西湖の風景。遠くに光って見えるのは西湖十景の一つ雷峰塔。

夕陽と塔の遠景が「雷峰夕照」とされているようです。

夕方だと思うのですが、曇り空のため夕焼けにはなっていません。

椅子が並べられており、皆思い思いに過ごしている。

はて、ここからどうすれば良いか分からんかったので、取り敢えずここから南下してみることにしました。

西湖は道沿いにいろいろあって楽しいよ

声を大にして言いたい。西湖のテクテク歩きはかなり面白い。飽きさせない。

湖を見ると遊覧船が時折見える。

暗くなる寸前だけどまだ動いていた。

お、なんか面白そうなスポット。

近くから見る。集賢亭という場所らしい。湖にせり出している。

集賢亭

 

集賢亭のすぐ近くには遊覧船乗り場を発見。

これで三潭印月に行けるらしい。

しかし、乗り場は全てクローズ。

確か17時前後だったので、とっくに終わっていた。

更に南下していくと、ロマンチックな湖上の道になる。さすがに本格的に暗くなってきた。

このあたりは大華飯店 (DAHUA HOTEL)というホテルの外郭を遊歩道が湖上にせり出している。

ホテルの敷地内には入れない。

更に進むと西湖天地にたどり着く。

レストラン、カフェなどが集結しているトレンディなスポットだそう。

このような石造りのアーチ橋をたくさん通り抜けていきます。

西湖天地のそばの湧金池あたりで、この日の西湖散策は終了。歩き疲れたし、移動の疲れもあるし。

湧金池の世界遺産のモニュメント。

ここから西湖から離れて清河坊などの観光に行きました。

平海路から湧金池まで歩いただけなのに、結構疲れた。

地図で見ると少しの距離なのに。。。

湧金池

 


・二日目

この日は14:30分発の新幹線で杭州東駅から上海虹橋まで行く予定だった。

よって観光する時間は午前しかない。

早起きして早朝から観光に向かうべきなのかもしれなかったが、そこまで早起きはせず。

10時頃チェックアウト。ホテルに荷物を預けて西湖に向かう。

昨日と同じく平海路を直進して西湖に向かう。

途中のGUCCIのお店。反対側にはApple Storeもある。

西湖に到着。

夕~夜も悪くないけど、午前中のほうが良いですね。

遊覧船に乗って三譚印月を見たかったが、さすがに厳しいのであきらめた。

そこで電動カートで湖畔を巡ることにした。結果的にはこれが吉となった。

電動カートの発着点 (このあたり)

ていうか、ふと後方を見ると、ちょうど乗り場だったからというのもある。

観光客が多いであろう、地下鉄の龍翔橋駅から平海路を通ってきたところにちょうど乗り場がある。

ガイドブックに記載の乗り場とは異なるけど、現況優先で。

ここは変化が速い中国だし。

しかし、困った。

この電動カート、乗り方が分からない。どこで切符を買うのか?

しばらく見ていると、停車しているところに、勝手に座席に腰かけて待てばいいみたいだ。

次第に人が乗りだして、定員となったら発車となる。

発車前に、運転手が集金しにくる。一応英語が通じる。

「1周60分かかるけど良いか?」

時間的にはちょうど良かったので、1周にした。

1区間10元、1周だと40元。

ちなみにこの電動カート、時計回りのみで、反対回りのコースはない。

最後尾の座席に座って、後ろ向きに眺めることにした。

電動カートで湖畔を一周、レッツゴー!

電動カートは西湖の湖畔をグイグイ進む。

そこそこ揺れるので、写真はブレまくり。手振れ補正があってもキツい。

ところどころ徐行したり、わずかに止まるタイミングで撮影したりしたが、あまり良いのは撮れず。

雷峰塔。内部が意外にも近代的で、エレベータで上まで登れるらしい。

最上階から見る西湖はなかなかのものらしいが、PM2.5やら大気汚染の影響で、昔のように澄んだ風景ではないとか!?

時間があったら登りたかったね。

雷峰塔

蘇堤から三譚印月を撮る。遠くに三譚印月が見える。

三譚印月は結局のところ遠目にしか見れなかった。

ま、でもいいかな。

蘇堤。一直線に西湖を縦断している堤防の通路です。

西湖十景の一つ、蘇堤春暁です。

風情がある通路を歩く観光客をかき分けてグイグイ進んでいく電動カート。

後方には、電動カートの列www。

蘇堤

 

ここは白堤。ブレているけど、美しい光景。

個人的にはこの白堤を筆頭に北側の西湖の光景が気に入った。

電動カートから降りて、ゆっくり散策したかったくらいだ。

白堤

西湖の風景も北側から眺めるのが良い感じだった。

西湖十景のひとつ、断橋残雪の上から白堤を眺める。

ブレているのが本当に惜しいくらいの良い光景。

断橋残雪を通過後に撮った写真。

たくさんの人で賑わいを見せている。

断橋残雪

 

断橋残雪を過ぎると間もなくして終着。スタートしたところに戻ってきた。

ちょうど1周して60分程度。

上の写真は、電動カート降車後に、断橋残雪の方角で一枚撮ったもの。

降車後なので、一応これはブレてないw

終着点(発着点)


電動カートでぐるっと一周回ってちょうど60分。

1周15kmという広い湖畔の全体像を掴めるところが良かった。

予備知識がほとんどなかったけど、1周したらだいぶ分かるようになった。

私的には北側から眺める西湖の風景は特に良かった。

なので、徒歩で北側に行きたかったが、時間がなくて断念。

新幹線の時間が迫っていたし、慣れない土地で勝手がわからないので。

 

西湖には丸一日当てないとじっくり観光はできないし、じっくり見るなら1日でも足りないと思う。

まずは電動カートで1周して気になったところを巡ってみるというのも良いのではと思った。

 

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