ペナン島といえば、ジョージタウンである。ジョージタウンは街が丸ごと世界遺産となっている。世界遺産となった見事な旧市街の街並みを堪能しつつ、絶品の食もあるという素晴らしい街。ジョージタウンはクアラルンプールに次ぐマレーシア第二の都市であり、リゾート観光地であり、世界遺産であるという、超ハイブリッドな街。一粒で3度おいしい、それがジョージタウンである。
一泊しかしなかったが、ジョージタウンは旅としても鮮烈な印象を残してくれた。今度はゆっくり訪れたいとも思うし、また再訪したいとも思う。
ジョージタウンといえばストリートアート
ホテルのそばにはこんなペインティングがお出迎え。女性と建物の窓がマッチしている。こういう絵などが町全体に散在しているのがジョージタウンという街なのだ。どこに何があるかはこちらのサイトを見るとわかりやすい。
ストリートのコーナーで上を見上げると女性が舞踊している絵がある。
その下にはバンクシー的なステンシルアート。
ラブ・レーンというストリートの路地のグラフィティアート。
これはラブ・レーンにあった針金アート。
アートがあるのはラブ・レーンだけではありません。針金アートは街中にたくさんあります。
そしてアートの前でこういうように、写真撮影を楽しむ。これがジョージタウンのスタイル。
これはBoy On A Bikeという有名なストリートアート。本物のバイクの上に少年の絵が描かれている。このバイクの後部座席に乗って記念写真を撮るのが定番。写真撮影の行列ができていたりします。
自転車の二人連れ。ここでも自転車に乗って記念写真を撮影するのが観光の定番。みんな次から次へと自転車に乗って写真撮影。このように誰もいない風景を撮るのは実は難しい。
ブランコのストリートアート。もちろん記念撮影スポット。セルフィースポット。
こんな感じで各ストリートアートでみんな撮影してます。このブランコのアートは、先述したバイクや自転車のストリートアートに比べると比較的人が少なかった。
ブランコの隣のウオールペインティング。こちらはグラフィティのみ。実際の器具はなし。
黄色い建築に針金アートが鮮やか。
虎の絵。絵の影響でテーブルを囲んでいる人たちもなんか強そうに感じる。
ちょっとおどろおどろしい雰囲気。
青い窓から猫がお出迎え。
結構気に入った針金アート。このようにまだまだたくさんあります。とてもじゃないけど一泊の短い滞在で全部はムリだな。
ちなみに有名なストリートアートは夜も鑑賞しにいった。昼間とはなにか違いがあるのだろうかと。
結論から言うと夜はあまり変化なかった。ライトアップされてるかなと思ったが、ちょっとだけ。昼間で十分だと思う。
ただ、夜に行くと、人が全然いないので見やすい。逆にいうと人が少ないので、治安は若干不安かもしれない。観光地だから大丈夫だとは思うが。
針金アートは夜のほうがきれいな作品もあった。
このグラフィティも夜が似合うかな。
これは夜だと怖いかもしれない。
マジでストリートアートは量が多いので全部見回るのは大変だ。半分くらいしか見てないかもしれない。それでも十分に楽しめるし、アート目当てでペナンに行ったとこもあるけど、外したという気は全くしない。見れて良かったという思いしか残らなかった。
ジョージタウンでストリートフードを楽しむ。
ストリートアートを満喫した後はストリートフードに舌鼓。ということで、食の街でもジョージタウンは、ストリートの屋台の食事が格別に美味しい。
散歩中に横を見たら屋台に大勢の人、しかも現地の人が群がっている。現地の人が群がるのは美味しいに違いない。と思って近づいて英語が全く通じない店員に、勢いで注文する。こうして出てきたのがチェンドル。後で調べてチェンドルだと知ったが、初見は衝撃だった。緑色の麵(米粉のゼリーとのこと)、あずき、かき氷、暖と冷がミックスされて、食べたことのない食感を味わせてくれた。どうやらスイーツのようなものらしい。Penang Road Famous Teochew Chendulという有名店っぽい。コムターには支店みたいなきれいなお店があった。
価格は2.90RM。日本円で100円以下。屋台のお店のチェンドルは写真撮りたいが、片手で容器を持っててもこぼれまくるから撮影は断念した。このチェンドル、びっくりするほど美味しいので、ぜひ食べてください。
Penang Road Famous Teochew Chendul
これはコムターの中で見つけた支店みたいなお店。こっちのほうがきれいで注文もしやすそうだった。屋台で食べる雰囲気も捨てがたいけど、コムターなら安心。
ジョージタウンは夜になると、道路に屋台が続々と出現する。どれも美味しそうでついつい足が止まって見てしまう。その中でも食べざるを得なくさせらてしまったのが次の写真の屋台。
LOK LOKという串にささった料理を手前の沸騰したお湯につけて食べるというもの。串の色によって値段が決まっている。赤なら1.0RM緑色なら0.60RM。このシステムもイケてるが、初めて訪れた観光客でも一瞬で理解可能で、楽しめるとこも素晴らしい。
このようにみんな串を沸騰水に1~2分程度つけて楽しむ。タレも数種類用意されており、どれも美味しい。ジョージタウンの食のレベルを思い知る。串の中身は肉から野菜までバリエーション豊富だ。なんとなくサン・セバスチャンのピンチョスみたいな感じかと思った。あちらのほうが斬新だけど、こっちのほうは土着的。
こんな感じで屋台の食べ歩きだけでおなか一杯になってしまう街である。屋台だけで夕食が済んでしまった。他にも小腹がすいたので何気なくカフェでオーダーした春巻きも美味しかった。チリソースが絶品なのだ。
これは食べなかったけど、ナシレマのおにぎりバージョン。機内食でも食べたし、ナシレマは当分いいやって感じだったが、このおにぎりみたいの食べてみたい、と日本に戻ってから思った。
その他
リトルインディア。シンガポールのリトルインディアを思い出す。インド音楽が大音量で流れていたりした。
奥に見える高層タワーがコムター。ショッピングモールも敷設してます。
コムターにあるショッピングモールはもちろん普通のモール。何でも手に入りそうで、現代的な生活も不自由なくできそうだ。こう見えてもジョージタウンはマレーシア第2の都会。ジョージタウンの旧市街から目と鼻の先です。
旧市街には、2階建てでファイブ・フット・ウェイという歩行者用のひさしがある建物が立ち並び、情緒がある。直射日光やスコールから防ぐためにイギリス統治時代に作ることを義務付けられたようで、昼間の歩行の際にはとても有用。
夜は盛り上がっているラブ・レーンのお店の昼間の様子。繁華街的な場所。
チュリア通りとラブ・レーンのクロスするところ。ここが旧市街の中心だと思う。セブンイレブンが目印。
チュリア通り。屋台が出てバス停をふさいでる。rapid penangという赤い看板がバス停が見えるだろうか。でも屋台の兄ちゃん親切で空港バス待ちの間、いろいろ教えてくれた。ジョージタウンは今度行くときは、3泊くらいしてのんびり&ダラダラしたいね。まだまだ面白いところあるみたいだし。
訪問時期:2017年5月
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