ペナンのジョージタウンで宿泊したホテルはムントリ ミュース(Muntri Mews)。ロケーションが良いことと、口コミレビューが高評価だったので選択した。

観光地の中心地に位置しているので、ロケーションはこの上なく最高。ホテル自体はムードに溢れた素敵なブティックホテルだった。こじんまりとしたホテルが好きな人にうってつけ。

ムントリ・ミュースは、GTHH (George Town Heritage + Hotels)というジョージタウンの旧市街の歴史的建造物を活用したグループの一員のようだ。GTHHのうちホテルは以下の4つ存在する。

どのホテルもそれぞれ魅力的だ。ジョージタウンに宿泊する際には、こちら4つのホテルの中から選ぶのが良いのではないだろうか。なお、GTHHにはレストランなども含まれており、そのうちの一つのミュース カフェは、ムントリ・ミュースに敷設するカフェである。

 

 

ムントリ・ミュースは入口が分かりづらい。通り過ぎてしまう。よく見ると書いてある。漢字で「馬車房」、かつて馬車の置き場だったらしい?。こういう漢字を読めて理解できると普段外国語で苦労しているのでつい微笑んでしまう。

しかし、建物を見つけても、受付の場所がよく分からない。手前にあるカフェを通り過ぎて、ゲートをくぐって突き当りまで直進したらポーターに見つかってしまい、後方だと誘導される。どうやらカフェの隣のガラス張りの部屋がチェックインカウンターらしい。

チェックインしてしまえば、部屋に直行。素敵な女将さん的な女性にエスコートされ、2階の端の部屋へ案内される。階段が結構急だ。そろそろこのホテルのコンセプトを理解しはじめる。あまり調べてないで予約していた。つまり、旧い建物をリノベーションしたブティックホテルだなと。オシャレだ。

部屋に入ると、オシャレさにびっくり。こりゃ気合入ってるなーと。現実からエスケープして遠い彼方に行ってしまえるような造りだ。まず広い。ドアを開いて左側にリビング、中央に洗面所、右側に寝室。リビングと、寝室の天井にはシーリングファンが緩やかに回っている。

こちらがリビング。テーブルの上には、箱に入ったお菓子が置いてあってこれが美味しい。Ghee Hiangというペナンのショップのものみたいだ。

こちらが寝室。エキゾチックであるが、いったい自分はどこに向かっているのか、自問自答したくなった 。

天井に回るシーリングファンが心地よい気だるさを演出

南国の部屋のシーリングファンは最高っす。冷房ももちろんあるんだけど、シーリングファンは気分良い。回転速度を調節できるので、無駄に速くして遊んだりするが、風が強くなるので、やや弱めに回す。

 

部屋に置いてあるミネラルウォーター器具。ひねると水が出てコップで使用する。ペットボトルでサービスする宿舎がほとんどの中、センスを感じる備品だ。

部屋に置いてあるカフェセット。先のミネラルウオーターと合わせて、優雅なティータイムを楽しむことができる。ケトルもかわいい。

ベッドのアップ。隙間はすべて埋まっており、壁to壁でベッド、隙間にはクッションを挟んでいる。

バスルームは小さめ。やや広めのユニットバスといった造り。当然浴槽はなく、シャワールームのみ。そのシャワーはウィークポイント。水圧が弱い。リノベホテルだからこういうもんだと割り切れれば問題ないけど、都市部の最新ホテルなどに比べるようになると厳しくなる。私は大丈夫だけど。

 

夜のカフェ。かなりいい雰囲気です。人も少なく静かで落ち着きます。ライチのカクテルいただきました。

夜の入口。ライトアップがムーディー。

翌朝、8時からカフェで朝食が食べれるのだが、ホテルの出発を8時過ぎだったので、泣く泣くパスした。フライトのスケジュールの都合や、空港への路線バスもきちんと運行するか心配だったからである。朝食の評判が良いのでとても残念。出発の時にカフェを見ると、8時から大勢の客で賑わってました。

結果から言うと、空港へのバスも快調だったので、朝食食べても間に合ったとは思うが、こればかりは結果論。初めての土地で失敗してフライト逃したら最悪だ。LCCだから保証もなんもないし。

これは、朝の1階通路のボックスシート。ダラダラした気分を加速させてくれそうだ。ビールでも飲みながらくつろぎたい。

ムントリ・ミュースは、個性的で楽しいホテルだった。次項で示すジョージタウンの街並みと共に深く記憶に刻まれそうだ。

宿泊時期:2017年5月

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