• バルセロナで年越しカウントダウンに参加 ~ここは大人のディズニーランドか?~

2016年から2017年はバルセロナで年越しを迎えることとなった。なので、スペイン広場で開催された年越しカウントダウンイベントに参加してきた。場所は地下鉄のエスパーニャ駅のすぐそばだ。

で、このイベント。

ズバリ、これまでに見た海外のカウントダウンイベントの中でもトップクラスに面白かった。

年末の年の瀬、バルセロナの街中、ストリートにはこんなフラッグがいたるところに。

大晦日の23時30分よりスペイン広場で年越しイベントやるよ!ということが書かれている。クラブイベントのフライヤーみたいだ。そんな感じで街中にフラッグがあった。

これは本気だな。誰もがそう思ったはずだ。街ぐるみで気合い入っている。だって、これでしょぼいイベントだったら、自他ともに認める世界的な観光都市のバルセロナの名折れじゃないか。期待大。

なので、23時頃にスペイン広場に行ってみた。

スペイン広場前の写真。23時頃だったと思う。予想通り混雑している。どれくらいの混雑かというと、、、

なかなかの混雑だな、大佐。

はいっ、それなりの混雑です。閣下。というぐらいの混雑だった (意味不明)

門のあたりまでしか進めない。かなり後方から眺めることになった。カメラはちょい望遠気味のレンズを使用してるのでそうは見えないが、実際は門のやや後方部分くらい。

始まる前の光景を動画で見るとこのような具合。自分で撮影した動画なので、手振れががある。開始時間前からライトアップとBGMが流れていて飽きさせない。

そして、23時30分よりいよいよショーの開始。ナレーションと音楽が始まる。私が撮影した映像がこれだ。

音楽、演出ともに見事だ。英語、スペイン語、でナレーションで場を盛り上げる。あとカタルーニャ語も入ってたかもしれない。

「サンキュー2016年、思い出ありがとうな。俺たちはヤバいくらい楽しませてもらったぜ、お前たちはどうなんだ?良い1年だったか?」(超意訳)

というナレーションには思わずグッとくるものがあった。私も2016年の思い出で感傷に浸ろうとしたが、特に何もそんな記憶はないことに気がついた。ただ、そんな自分でもグッとくるような演出だったということなのだ。ちなみに、英語は男性の声、スペイン語は女性の声という区別も分かりやすかった。

世界的に有名なシドニー(2014-15鑑賞)やドバイ(2012-13鑑賞)のカウントダウンイベントで不満だったのは、年明けの瞬間は凄くても、それまでが手持ち無沙汰なこと。0時まで何もないわけでもないが、結構ヒマなのは確かだ。その点、バルセロナは30分前から飽きさせない。私の不満がクリアされている。


花火がたくさんあがり、カウントダウン前から既に十分にショーを堪能。さて、カウントダウンはスペイン的な方式。よくある、数字で、3,2,1,0、ハッピーニューイヤー!というのではない。カウントダウンの代わりに4回鐘の音が鳴る。新年を迎えた後、今度は音色の異なる鐘の音が12回鳴るという方式。何回か事前にリハーサルが行われ、ナレーションでも周知されてたな。

「おい、紳士淑女のお前達。これがラストのリハーサルだからな。用意はできてるか」(超意訳)

リハでもビギナー向けの配慮も忘れない。ユーザー目線のカウントダウンだ。そして、いよいよ本番。

「バイバイ~2016年」

というナレーションが流れ、カウントダウンに突入する。ここからは自分で撮影した動画があるので、見てくれ。

カウントダウンは0:47秒頃から。リハ通り、鐘の音に合わせて、4本の柱の色が変化して2016年の最後の瞬間を締めくくり、2017年になってから違う音色の鐘が12回鳴る。だから2017年になった瞬間に盛り上がるよりも、12回鐘の音が鳴り終わったあと、大きな歓声が沸き上がるというものだった。そのあと「ハッピー・ニュー・イヤー」のナレーションが流れる。間の使い方も上手いし、このスタイルは新鮮だった。

https://www.youtube.com/watch?v=JUk7hzFDsf8&t=565s&list=FLC7PjwKvnAp78HX0uKRpKdA&index=4

私の動画はあまりに手ぶれがひどいので、プロが撮影した動画(TV3というカタルーニャのテレビ局)もリンクしておく。さすがに美麗な映像。司会者のラテン系なノリにも注目だな。

そのあとはお祭り騒ぎだ。ドラマチックな音楽に乗せて花火が百花繚乱に打ち上げまくり。みんなスマホで撮影していた。多量の煙が空を埋め尽くしてしまい、肝心の花火がよく見えなくなるのもカウントダウン花火イベントでよくある光景。2017という文字の花火も打ちあがっていたみたいだが、7しか見えなった。

10分で終了した。最後は花火の乱れ打ちというのも世界共通だな。カウントダウン後の展開は、これまでの完璧な展開に比較すると、音楽的に中盤に中だるみした感があった。といっても少しだけだけど。

そして、解散。終わったらすぐ帰る人多し。一部の盛り上がっている人もいるが、私もすぐ帰る。もちろん地下鉄も動いている。帰り道もラクチン。入場制限かかってて混雑しているけど、そこまででもない感じ。

地下鉄の電光掲示板も2017年を祝福。細部に至るまでぬかりなし。あまり入念に準備していく必要はなく、フラっ行って、サクッと帰ってこられる。有名カウントダウンイベントだとそうはいかない。朝から場所取りして一日がかりになることもある。そういう意味でも、バルセロナのカウントダウン、かなりおススメ。


ちなみにイベントが行われたスペイン広場は昼間にみるとこんな具合。翌日元旦に撮影した。

奥に見えるのはカタルーニャ美術館。立派な建物。4本の柱をプロジェクションマッピングで利用してカウントダウンに活用するアイデアに改めて感服。

逆側からみるとこうなっている。

つーわけで、バルセロナの年越しカウントダウンイベントでした。

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