訪問時期:2025年1月
流氷と刑務所で知られる網走の観光結果です。
暖冬の影響か流氷はまだ来てませんでしたが、見どころが多い街でした。
流氷観光砕氷船 おーろら

流氷を砕きながら航海する船の流氷観光砕氷船おーろらは、道の駅が発着所になります。

本日は波が高く沖合に出られないため港内のみの航行とのこと。
流氷がないのは覚悟の上でしたが、港内のみだとは予想外でした。
しかしその分1200円とかなり割安です。通常は4000円で、流氷がない場合は3000円ほどなので、非常に安価になりました。

おーろらです。そこそこ立派な船でデッキと屋内で鑑賞できます。
出航時、流氷硝子館のスタッフが腕を振って「WE♥流氷」と書かれたプラカードを掲げてお見送りしてくれたのが印象的でした。ナイスな演出です。
ちなみに帰港時にも腕を振っていて、プラカードが「I♥網走」に変わってて芸が細かいなと感心しましたwww



おーろらの航海は本当に港内だけでした。全く沖合には出ません。1200円の値段相当です。とはいえ帽子岩も近くで見れたし、カモメが乱舞していて観光客がみんな写真撮ってたりして、楽しい雰囲気でした。

おーろらから降りた後はバス待ちの時間を利用して、近くの流氷硝子館を訪問。ショップとカフェがあります。


流氷硝子館内にあるシーニック・カフェ帽子岩で休憩。紅茶とノーズプレインファームのゴーダチーズケーキを流氷硝子の器でいただきました。チーズケーキはシフォンケーキみたいな柔らかい感じでした。窓に面したカウンター席に座れたので、海を眺めがら心地よい時間を過ごせました。
シーニック・カフェ帽子岩
https://www.ryuhyo-glass.com/shop/
博物館網走監獄

バスで天都山の山腹にある博物館網走監獄へやってきました。明治時代から実際に網走刑務所で使用されてきた建物を移築したものです。
天都山に行くには、「観光施設めぐり」バスという天都山と網走バスターミナルを結ぶ路線が便利です。あばしりフリーパスを使えばバスは乗り放題です。

本日の最低気温はマイナス3度ほど。なのでそこまで低くないのですけど、最高気温も0度くらいだったので、かなり寒いです。

博物館網走監獄の中心に位置する庁舎です。重要文化財となっていて、中には歴史の資料やグッズの売店、休憩所などがあります。
博物館網走監獄は庁舎を中心に、建物が点在しています。

かまくらみたいになっている懲罰房です。
中に入って写真を撮れるという網走監獄ならではのセルフィースポットです。

ニポポです。北方民族の守り神で、網走市の民芸品として刑務所の受刑者が制作しています。

休泊所です。別名「動く監獄」と呼ばれ、受刑者が塀の外で日帰りできない作業をする場合の寝泊まりする仮小屋です。工事の進行に伴い解体しては移動していきました。中では丸太の枕の上にたくさんの受刑者の人形が寝ています。


監獄歴史館の中では、現在の刑務所の雑居房や独居房の様子も見れます。

先の「動く監獄」にもあった簡易ベッドです。枕が丸太になっていて、端を叩くことによって全員を起こさせる仕組みです。これが叩き起こすの語源になっているとか。


舎房です。

煉瓦作りの独居です。

浴場です。


教誨堂です。ここまでくれば最後です。
教誨とは収容者対して行う精神的、倫理的、宗教的な強化指導のことで、教誨堂は洋風の建築になっています。凛として、他とは違った空気が流れています。
博物館網走監獄は60分コースで回ったのに80分くらいかかってしまいました。敷地内に建物が点在しており、見応え十分でした。120分コースで回ると更に建物があります。
監獄食堂


博物館網走監獄を見学し終わったあとは、敷設するレストランで食事をしました。ここでは監獄食が味わえます。

網走刑務所の献立を忠実に再現した「ここでしか食べれない」というさんまの定食をいただきました。質素な味付けでとても好みでしたね。さんまはDHAが豊富で健康にも良いです。
オホーツク流氷館

オホーツク流氷館です。博物館網走監獄からバスに乗ってきました。一見歩いていけそうな距離に見えますが、Google Mapによると徒歩40分です。

ここにもニポポがいます。網走はニポポの街でもあるそうで、実は街中はニポポで溢れています。

流氷の天使「クリオネ」です。ぱたぱたと動くさまが可愛らしいです。
オホーツク流氷館はこじんまりとした施設で、シアターの映像と、流氷のパネルの展示、クリオネなどの生物を見て、あとは流氷体感テラスで終了です。
直前に訪問した博物館網走監獄が壮大な施設だったので、小さくて拍子抜けな部分はありました。30分もあれば展示は見れます。でもなかなか面白かったです。


マイナス15度の流氷体感室で本物の流氷が見れます。マイナス15度にびびって入るのに躊躇しましたが、入ってみると案外平気というか、まあ少しの時間なら大丈夫です。濡れたタオルを振ったら凍っているという体験もできました。

三階の展望台より東側の知床半島方面です。雄大です。

西側の景色です。網走湖は凍結していました!。どうやら冬季は凍結するみたいですね。北海道の湖は冬にはほとんどが凍結するようです。
観光バスの待ち時間が1時間くらいあったので、2階の休憩コーナーで読書してました。
今回は時間の都合によりパスしましたが、北方民族博物館は面白そうなので機会があったら訪れたいですね。
網走市内へ戻る

天都山からバスで網走市内へ戻ってきました。フライトまでまだ時間があるのでカフェに立ち寄ることにしました。


珈琲屋デリカップで休憩しました。バスの中でも宣伝が流れていたカフェです。
店内はゆったりとして広く、席間もあり落ち着ける雰囲気の喫茶店でした。良い時間を過ごせました。
純喫茶的な感じですが、禁煙なのが嬉しいですね。純喫茶は未だに喫煙可のところが散見されてて、雑誌で紹介されるような名店でも喫煙可だと行く気がしないのですよね。



女満別空港でフライト前に食事でもしようと思ったら、奥芝商店には行列ができてて断念。代わりにかにめしを購入して機内に持ち込みました。ポイントは添加物が見当たらないところです。羽田行きのAIR DOの機内でほたてスープとともにいただきました。
以上。では。