訪問時期:2024年12月
2年前にも訪問して感銘を受けたアムステルダムのSTRAAT(ストリートアートミュージアム)です。昨今はよりストリートアートへの興味が深まっていることもあり、ぜひ再訪したいところでした。
前回の訪問記録は↓です。
アムステルダム・セントラルよりフェリーに乗ってNDSMへやってきました。
道すがらのアートな造形のマンション。NDSMの名物の一つです。
STRAAT入館前に周囲の外壁をチェック。相変わらずの光景です。
STRAATの外壁にMr. June の作品が追加されてました。Astroや吉野ももを思わせる吸い込まれそう系の作風です。
前回訪問時に外壁にあったAlex Sennaは、PichiAvoのミューラルで上書きされてました。作品の更新が早いのもストリートアートの特徴ですね。
STRAATへ入館
いざSTRAATミュージアムへ入館。入口は変わらずです。
Hoxxoh 「Amsterdoor」
入館していきなり目に飛び込んできたのがマイアミを拠点とするHoxxohの素晴らしい作品。館内左側手前に展示されておりインパクト抜群。はやくもハイライトです!
そうです、今回のSTRAATはアブストラクトな作品が増加傾向にありました。
ここからは気になった作品を矢継ぎ早にピックアップします。
Pref 「My favourite colour is green」
Bier en Brood 「Pareidolia Ascent」
Mr. June 「Untitled」
SODA 「SMAck」
Nase 「Night life」
Okuda San Miguel 「Star of Infinite Destinies」
Astro 「Perpetual lozenge」
前回見たときも衝撃でしたが、今回再び見ても圧倒的だなと思いました。他の新しい作品に全く劣ってないですね。
不明ですが、作風からしてSethだと思います。
Anthony Garcia Sr. 「Sacred fire」
Vesod 「3Y3」
Sokar Uno 「Generation」
Odeith 「Unconscious」
今回の展示で最も驚異的だったのはこちら。ポルトガルのOdeithによる90度の壁の2面に描かれた3Dの作品。街のミューラルで見かけたら卒倒してしまいそうですね。
Chris Dyer 「Shamanic journey」
Swoon (Caledonia Curry) 「TO FEED THE HUNGRY GHOST」
階上の通路に展示されている4枚の連作の一部分です。
階上からの展示風景。俯瞰で見れて壮観です。
もう片側のスペースの階上からの光景。右側にはカフェが見えます。
そのカフェでホットのミントティを飲んで休憩。かなり賑わってました。
オランダに来たらミントティーがお約束です。熱湯で入れてくれるので、持ち手がなく熱く、座席まで運ぶのがやや大変でしたww
カフェではガラス越しに作品を見ながら休憩できます。以前はオープンエアーでしたが、空間が覆われるようになりました。そのおかげでカフェっぽくなり、歓談している人が多かったです。
ミュージアムショップで販売されているSTRAATのカタログは2024年版。second editionです。2022年のfirst editionからアップデートされていて、今回新しく見かけた作品の多くが取り扱われてました。ただその分、以前の作品がないので(Astroなど)、これだけでSTRAATを網羅することはできないようです。
こちらはオンラインショップでも購入可能なのですが、展示内容に衝撃を受けたので、思わず買ってしまいました。それなりに重量がある本を持ち帰るはめになりましたwww
なにげにショップとカフェの間にも中二階的(?)な隠れたギャラリースペースがあるので、見逃せません。ここではSethの展覧会が開催中でした。
というわけで、STRAATは前回以上に感銘を受けました。アムステルダムで訪れるべきトップスポットの一つであると断言します。
◆STRAAT(ストリートアートミュージアム)
NDSM Loodsに立ち寄る
STRAATをじっくり見てて日が暮れてしまいましたが、NDSM Loodsにも少し立ち寄りました。クリエィティブな人たちが集っている場所で、階上にNDSM Fuseというスペースがあって販売やイベントをやっていたり、IJverという評判のよいレストランがあります。
いい雰囲気です。こういう場所から創造的なプロダクトや作品が生まれるのでしょうね。NDSMは東京でいうと清澄白河あたりかとも思うのですが、スケールの大きさが断然違います。
◆ NDSM Loods (warehouse)