訪問時期:2024年2月

札幌滞在中に小樽まで出向いたので、その記録です。

札幌から小樽へはJRの快速エアポートで34分程度です。海沿いを走る電車が、海に近すぎなのが印象的でした。

あと、銭函駅を過ぎたあたりの海でサーファーの人たちを見てびっくりしました。氷点下の気温でもサーフィンってできるんですね。

小樽駅へ到着しました。雪がよく降ってる一日でした。

まずは駅前のマリーローランサン喫茶店で休憩。

今はなき喫茶「ろーとれっく」の姉妹店です。過日に2002年発売の「一杯の珈琲を飲むためだけに行きたくなる札幌・小樽カフェ喫茶店」を読んで小樽の喫茶店に思いを巡らしたのですが、ろーとれっくなど今では閉店している店が多いのが残念でした。頼みの綱だったコロンビアも2023年8月に閉店していまいました。残念ですが、カフェと喫茶はあるうちに行っておけいうことですね。(カフェと喫茶はどう違うのかは突っ込み禁止!)

ちなみにマリーローランサンは当時とは別の店舗みたいですね。

紅茶とともに評判のブルーベリータルトを注文。これは実に美味しいですね。

インパクトのある味ではありませんが、酸味が徐々に効いてきて、旅先のカフェとして旅情とともに内なる幸せが湧いてきます。正直、これを食べただけでも小樽に来たかいがあったと感じるくらいでした。

雪が降りしきる中、アーケードの商店街へ移動します。東京では見たことのない雪の量にカルチャーショックを受けまくりです。

純喫茶 光です。ついにやってきました。アーケードの商店街の中にあります。

国宝にしたほうが良いんじゃないか、というくらい風格がある佇まいです。

店内は、撮影禁止です。あと喫煙可能なのは辛いです。基本的に喫煙目的店はどんな名店でも敬遠してしまうのですが、光だけは承知の上で入店しました。

船をモチーフにしたような調度品や、BGMでシュトラウス「美しき青きドナウ」がループで繰り返し流れており、まるで幽霊船の中にいるかのよう。特異な雰囲気を堪能しました。

しかし、この純喫茶の最大の魅力はトイレの空間でしょう。細長く広い、教会のように神々しい空間で、頭上を見上げると光の文字。ああ、そうか、光という店名はこういう意味だったのか、と頭全体で理解できました。

光は現代アートに近いというか、もはやインスタレーションですね。小樽を訪れたら絶対に訪れたい場所です。

光を出た後は、小樽運河の方向に歩いていきます。道すがらの旧手宮線跡地は雪に埋もれてました。

小樽運河のあたりから小樽駅方面を眺めたところです。この雪でも車は通常運行のようです。

小樽運河です。橋から眺めたところです。定番中の定番の観光地で誰もが一度は目にしたことがあると思いますが、まさに見たままの絵図が広がってました。

運河沿いを歩いて向こう側の橋まで行くところです。

小樽運河、反対側の橋からです。見ごたえありました。

中国からの団体客がいて、結構目立ってましたね。

小樽駅まで戻って、駅前の三角市場に来ました。ここらでランチです。市場内には海鮮丼のお店がたくさん揃ってます。

三角市場内で比較的空いていた、鮮魚食堂かわしまで選べる四色丼をいただきました。カニ、イクラ、ホタテ、ツブを選択しました。カニが美味しかったですね。ご飯は酢飯ではありませんでした。

三角食堂は他にも行列が出来ている海鮮丼のお店があり、気になりますね。

三角市場で海鮮丼を食べた後は、すぐそばの船見坂に行きました。雪空のためとても船が見えるほど視界はよくありませんでした。晴れてると印象が全然違いそうですね。

帰りは小樽駅から、行きと同じくJRで快速エアポートです。バスも考えましたが、時間を考えると電車が一番速いので。

小樽は雪とともに記憶に刻まれましたが、マリーローランサン、光といった名喫茶のことは忘れないでしょう。