訪問時期:2023年11月 

ポートランドにはチェーン店でない独立系の個性的な書店が充実しています。電子書籍に押され、ただでさえ出版不況の世の中ですが、ポートランドではまだまだ本屋が頑張ってますぞ。

パウエルズ・ブックス

世界最大の独立系書店のパウエルズ・ブックス(Powell’s City of Books)です。ダウンタウンの中心に位置していて(厳密にはパール・ディストリクトの最南端)、アクセスも便利ですが、店内の広さはびっくりするほどです。概してアメリカのお店は店内の広さにビックリすることが多いのですが、書店でもこれだけフロアが広いのかと驚きます。

新刊と古本が並んでいる書棚構成など本の充実ぶりは言わずもがな。本のみならずオリジナルグッズやカフェも併設されています。本好きには夢のようなスポットです。

さすがに英語の文字ぎっしりの本を読めるほどの読解力はないのですが、グッズをいろいろ買ってしまいました。

パウエルズ・ブックスはこちらのサイトが詳しいです。

パウエルズ・ブックスの中にあるカフェ、Guilder Cafeで飲んたミントのハーブティーです。身体にしみる美味しさでした。

このカフェは夜20時まで開いているので使い勝手が良いです。他のポートランドのカフェは17時とかでだいたい閉まってしまうので、カフェ難民になるのを救ってくれます。

リンク > Powell’s Books

ニュー・ルネッサンス・ブックショップ

ニュー・ルネッサンス・ブックショップ (New Renaissance Bookshop)はスピリチュアルや精神世界みたいな内的志向な書物を扱っていて、ここもかなり面白い書店になっています。

場所はダウンタウンから少し西側の高台の、ノブ・ヒルにあります。ストリートカーでもアクセスできますよ。

瞑想のコーナーもありますし、そういうオカルトみたいな超自然的なものには興味ないという人でも楽しめると思います。店内は特に怪しい雰囲気もなく、普通の雑貨店みたいな感じです。

雑貨を買っていこうか迷っているうちに17時の閉店時刻になってしまったので、次はもう少し余裕をもって訪れたいですね。

リンク > New Renaissance Bookshop

グリーン・ビーン・ブックス

アルバータ通りにあるグリーン・ビーン・ブックス(Green Bean Books)は子供向けの本が売っている書店です。神保町にあるBook House Cafe[こどもの本専門店&カフェ]みたいな感じですかね。

リンク > Green Bean Books

パラレル・ワールド

同じくアルバータ通りにあるパラレル・ワールド(Parallel Worlds)はSFとファンタジーの専門書店です。この手のジャンルが好きな人にはたまらない内容ですね。はい、ワタクシのことでございます。近未来SFがタイプです。

リンク > Parallel Worlds

モノグラフ・ブックワークス

パラレルワールドのすぐそばにあるアート系の書店、モノグラフ・ブックワークス(Monograph Bookwerks)です。ファインアートなど中心にセレクトされた選書にカルチャーの発信源的なパワーを感じました。本主体ですが、Nadiffとかに近い感じですかね。

リンク > Monograph Bookwerks

メルヴィル・ブックス

こちらも同じくアルバータ通りにあるメルヴィル・ブックス(Melville Books)です。割と正統的な古本屋という感じで、基本的には本のみを売っています。オールジャンルです。

リンク > Melville Books


このようにポートランドは書店が充実していて、本、音楽、カフェが好きな人にはたまらない街になっています。もちろん本は英語なので文章主体の本をがっつり読むのは難しいのですが、絵や写真がメインのものや、併設して売っているグッズやフライヤーを見るだけでも非常に楽しい時間になります。

他にも今回は訪問できませんでしたが、ホーソンにあるパウエルズ・ブックスの支店Powell’s Books on Hawthorneや、SFコミック専門店のFuture Dreams、オカルトや魔術書のDark Star Magickなど気になる書店がまだまだありまして、ポートランドの書店巡りも楽しそうです。

ただポートランドはコンパクトシティといっても、アメリカなので広いのですよね。ロサンゼルスとかに比べたら狭いですけど