訪問時期:2023年6月
ホーチミンのタンソンニャット空港から市街地へのアクセスですが、電車がないのでタクシーかバスしか手段がありません。バスは降車の停留所がホテルから少し距離あるため、東南アジアで主流の配車アプリGRABを利用しました。使い方はUberやLyftなんかと全く同じなので、問題ありませんでしたが・・・。
到着フロアの出口は外に直結で、人がたくさんいます。道路の目の前に飲食店があるのは他の国では見かけない光景です。お腹すいたので、食事でもと思いましたが、空港のお店は妙に評価が低かったので避けました。
とりあえず、タクシーの客引きを避けて、Technology Vehiclesと標識で示された場所へ向かいます。この時点で既に客引きがしつこいです。スマホでGrabの画面を見せてきて捕まえようとしたりしてきます。
Grabのパラソルがある場所でスマホで配車するも、アプリ上で車両が動く気配はなし。こっちから車の位置まで向かっていかないといけないのかと考えていると、ドライバーみたいな人がやってきてスマホの画面を見せてくれと言われて、画面を丹念に確認したあとこっちに来いみたいに合図してくる。えっ、でもそっちはアプリの車の位置と全く違う方向なんですけど。
結論を言うと偽ドライバーです。思わず付いていきそうになってしまうほど巧みな偽ドライバーでした。LCCなので機内食がないので食事をしてなく、ホーチミンの暑い外気によって疲労が蓄積され判断力が鈍っているので結構危ないです。
すると今度は本物のドライバーからGRABのアプリ上で電話がかかってきました。電話に出ると英語で「20!」だけ言っています。そのほかの英語は全く通じないから意味が分からない。なのでパラソルテントにいたGrabのスタッフ(Grabのロゴのポロシャツを着ている)にスマホを渡して通訳してもらうことに。
しばらくスマホで会話したあと「ここで待っていてください。ドライバーがやってきます」とのこと。Grabスタッフはさすがに英語が話せます。少し経ったらやってきました。本物のドライバーが。車ではなく徒歩で。自身のスマホの画面を見せてくれて、私の名前が表示されているのを見て安心。やっと本物のドライバーに遭遇しました。
ドライバー曰く、20というのは場所を示しているとのことを、身振り手振りで伝えてきました。車は別のところにあったのですけど、後で調べたら到着ゲートの柱の番号のことみたいでした。
Grabに乗ってしまえば後は安心なのですが、空港でGrabに乗るだけでかなり疲れました。これが嫌でベトナムを敬遠してもおかしくないレベルです。どうにかならんかなと思いました。
でも以前のGrabなど配車アプリがない時代に比べたら全然マシです。タクシーに乗ってもメーターが回っているかとか、遠回りされてないかなど常に疑心暗鬼でしたから。
これは出国時に撮った到着ゲートの写真です。国際線の出口では柱の番号が14くらいまでしかなかったので、20はおそらく国内線ターミナルだなと。結構歩きそうです。
Grabで柱の番号を指定できるとの情報もあったので、次の機会では留意でしたいです。
写真はGrabの中から撮ったバイクの様子です。ホーチミンではハノイと同じように大量のバイクが街中を走っています。ベトナムにやって来たことを感じるひと時ですね。