訪問時期:2023年4月

ケルン観光で訪れた場所についてです。

宿泊したミュルハイムのホテルから4番のトラムでSeverinstraßeまでやってきました。

ここからライン川に向けて歩いていきます。

ライナウ・ハーバー

ケルンへ向かうICEの車中からも見えたライン川沿いのライナウハーバー(Rheinauhafen)はインパクト大のL字型の建築です。オランダにもこんな変形建築が多い理由は、やはり地震がないからでしょうか。日本では見かけないタイプですからね。

真正面から見た様子です。

右手にはマイクロソフトのオフィスが見えます。こちらも特徴的なデザインですね。

下に降りて、ライン川沿いから見た様子です。建物を支える支柱みたいなところにエレベータがあります。

ライン川沿いにあるケルン・チョコレート博物館にやってきました。入館はしませんでしたが、人気のようでしたね。リンツが運営しています。

オールドマーケット

オールドマーケットは大聖堂を除くとケルンのへそ的な中心地かなと思いました。

オールドマーケットに面するHAUS DES DONERSという店でファラフェル・ラップを食べました。

ガイ・フォークス・マスクみたいなロゴですが、ドイツで展開するチェーン店のようです。ファラフェル・ラップは安くて野菜も豊富で、欧州で食べるのは美味しいし、よく食べています。

ヴァルラフ・リヒャルツ美術館

ヴァルラフ・リヒャルツ美術館です。

左側はレンブラント「ゼウクシスとしての自画像」。凄すぎて度肝を抜かれました。陰影と光の美しさは写真では絶対伝わらない。レンブラントの中で最もお気に入りの作品になりました。

右側はムンク「橋の上の4人の少女」。こちらも印象に残りました。

オランダもそうですが、ドイツの美術館でもバッグは館内に持ち込めず、クロークに預けないといけないので、ミラーレス一眼カメラが持ち込めず、スマホの撮影になってしまったのが悔やまれます。カメラが持ち込みNGなわけではなく、肩掛けストラップなどで持ち込んでる人がいたので、今度はストラップを用意しておきたいと思いました。

  • ヴァルラフ・リヒャルツ美術館

https://www.wallraf.museum/en/now/

ケルン大聖堂

側面の方角からケルン大聖堂には近づいていきましたが、驚いたのは建物の質感でして、複雑な壁面の加工が遠方からも幻想的な光景に見せてくれました。これも現地で見ないとその質感は分からないかもしれません。世界遺産なのも納得です。

正面からの光景です。高くて全部収まっていません!

内部の様子。崇高でスケールが大きいです。

ステンドグラスです。

ケルン在住のゲルハルト・リヒターのステンドグラスです。

カラーチャートみたいな模様で、大聖堂の中央くらいの右側の高いところにあります。さほど違和感なく収まってるのはさすがですね。

各地でカテドラルを見ていますが、ケルン大聖堂はトップクラスです。

ケルン中央駅です。到着時に降りた出口とは反対側です。

ケルン大聖堂はケルン中央駅の駅前1分の場所にあります。

世界遺産がこんなに近くて良いのか!?、というくらい駅から近いです。

ルートヴィヒ美術館

ケルン大聖堂の隣にあるルートヴィヒ美術館にも行きました。

ヴァルラフ・リヒャルツ美術館と異なり、ルートヴィヒ美術館は近代以降の作品が多いです。

ピカソの作品が充実!

しかも、どれも素晴らしい。一つ一つが見てて驚きがあります。

私的にピカソで気に入ったのが左側の作品。原始的なパワーを感じます。右側は晩年の作品で、こちらも行きつくところまでいってるなと。やはり画家や音楽家の晩年の作品は心に迫るものがありますね。

アド・ラインハルトやマーク・ロスコーも展示されています。あとバーネット・ニューマンとかも展示されています。なんとなくDIC川村記念美術館のコレクションを想起しました。

展示物の量が多いので、見る時間を費やし、体力も使います。喉乾いたけど水飲めないですし。

企画展のUr­­su­la Schultze-Bluhm(ウルスラ・シュルツェ・ブルーム)も非常に見応えがありました。ただ疲労が累積してきており、じっくり鑑賞できなかったのは悔やまれます。

ケルンに訪れたら、ヴァルラフ・リヒャルツ美術館とルートヴィヒ美術館、2つとも必見です。

  • ルートヴィヒ美術館

https://www.museum-ludwig.de/en.html

ホーエンツォレルン橋

ケルン中央駅からライン川を渡るホーエンツォレルン橋も観光スポットです。ケルンに来るときに通過しましたが、徒歩でいくとまた違います。

至るところに南京錠が!

南京錠の重みで崩落しないのか心配になるほど鍵がかかってます。

その他、旧市街など

ライン川沿いには旧市街の建物とレストランが連なっています。

実はここに宿泊もできるので、中央駅から近いし宿泊してもよいかなと考えたこともありました。しかしミュルハイムのホテルとほとんど値段変わらないので、だったら新しくて広い部屋のほうが良いなと思って断念しました。

ケルンの中心地から宿泊しているミュルハイムのホテルまでは、バスで戻りました。Keupstraßeの前までバスで行き、そこから歩きました。写真はKeupstraßeから歩いてるところです。ドイツはグラフィティが多いです。ICEの車窓でもグラフィティは目立ってました。

ドイツは一風変わった国で、Googleストリートビューの画像がプライバシー保護のためありません。画像があっても2009年頃とかであまり参考にならない状況です。

なので、現地に行ってみたいと分からないことが多いです。

また、観光地メインの訪問だったからかもしれませんが、ドイツは街並みも中世的で、モダンな感じが少なく、雰囲気も妙に暗いです。良く言えば落ち着いているとも言えます。哲学や芸術が発展しそうな気配はあります。南欧とかと比較すると全く違いますね。

ちなみにケルンで聞くKOMPAKTはとてもその地とフィットしてました。KOMPAKTのショップも行ってみればよかったです。