訪問時期:2022年12月

アムステルダムでは美術館をたくさん巡りましたが、ファン・ゴッホ美術館は人気・内容ともに別格でしょう。

ゴッホ美術館はふらっと寄って入場できるところではありません。事前予約で2週間くらい先まで埋まってました。これはアンネ・フランクの家も同じで、予約で2週間先まで埋まっているので、渡航前に予約していないと入場できません。

しかし、諦めずに予約サイトをリロードしながら見ていたら、キャンセル発生なのか時折ピカーンと緑色の予約可能になる時間帯があって、それを目ざとく見つけて何とか予約を試みました。

予約可能になっても個人情報入力中に予約が埋まったりしてなかなか取れない、そんなことを繰り返しながら苦心の末に何とかアムステルダム滞在中に予約ができました。一度は諦めただけに嬉しかったですね。予約を取るのに2日くらいかかりました。

ここがゴッホ美術館の入口と思いきや、こちらは団体客用の入口です。個人客は裏側に入口があります。

昔、10年以上前ですが、訪れたときはここが入口だったような気がしましたが変わりましたね。当時はふらっと行って普通に入場できました。

右側のガラス張りの建物が入口です。左側のゴッホ美術館と地下で繋がっています。

この場所には滞在中に何度か訪れました。美術館に入れなかったり、国立美術館やMOCO美術館を見たりと。


ゴッホ美術館の内部は基本的に撮影禁止とのことです。

でも皆さんバシバシ写真撮ってたし、私も撮ってました。撮影禁止なのは帰国後に知りました。誰も注意されていなかったです。

https://www.vangoghmuseum.nl/en/visit/house-rules

これを見ると確かに撮影禁止と書いてありますね。他のお客様に迷惑かかるから禁止だそうです。

ですので、公式サイトからダウンロードした画像で気になる作品を挙げてみます。

1階から3階まであって、階数が上がっていくと年代が深まっていくという構成でした。

これらは1~2階にあったものですね。他にもひまわりなど有名な作品がありました。

3階にあるのは1889年~1890年の最晩年の作品。個人的にはこの頃の作風が好きです。

得体のしれないものを見ているようです。

とにかく圧倒されます。

実物は絵の具の生々しさが凄まじいです。

これはEars Of Wheatという題名ですが、宇宙人が来襲したかのような絵に見えました。

そしてハイライトは小林秀雄も衝撃を受けた「カラスのいる麦畑」。驚異的な禍々しさですね。

前回見た時よりも胸に迫ってくるものを感じました。年齢を重ねて死期が近づいたからですかね。

未完で最後の作品と言われています「Tree Roots」。

獣が闘っているように見えますね。

最後の部屋にあったのは「Almond Blossom(花咲くアーモンドの木の枝)」。

弟の子供の誕生祝いということで、明るさを感じます。

こうして圧倒的なゴッホの絵画体験は終わりました、と思いきや、、、

企画展のクリムト展が待っていた。

https://www.vangoghmuseum.nl/en/visit/whats-on/exhibitions/overview-past-exhibitions/golden-boy-gustav-klimt

このクリムト展も相当に楽しめるものでした。このために行っても良いくらいでしたね。