訪問時期:2017年12月

リスボンで宿泊したホテルは、フィールズ ライク ホーム シアード プライム スイーツ。長い呼び名だが、フィールズ ライク ホームというブランドのシアードにあるホテルと思ってもらうとわかりやすい。

リスボンの地下鉄はツーリストに不親切だ。エスカレーターがない階段はザラなので、キャリーバッグを持ち上げて運ぶ必要がある。ガイドブックには空港からの移動は空港バスが便利と書いてある理由がわかった。正確に言うと、地下鉄で空港への移動は不便ということだ。地下鉄を乗り継ぎ、バイシャ・シアード駅で下車。40分くらいだったかな。地下鉄や市電で使えるヴィバ・ヴィアジェン(Viva Viagem)というカードを購入して利用する。15ユーロチャージしたが、1回の乗車は1.25ユーロなので、結構余った。

坂道と石畳のコンボでかつ道も細いので、バイシャ・シアード駅からホテルまでキャリーバッグを転がしながらの移動は結構大変だ。距離的には5分くらいと近いのだけど。もう一つの出入り口ならアクセスしやすかったかもしれない。

フィールズ ライク ホーム シアード ホテルの外観。夜は撮り損ねたので、昼間の写真で代用。

場所はこちら。中心地に位置しているのでさほど迷わない。

入り口の小さな机でチェックインしたあとは、愛想がとても良い親切なスタッフに連れられて地下2Fの部屋まで移動。坂道に面して建てられており、ホテルの客室は全て地下。地下1Fまでは赤いベルベットの絨毯の階段を降りて移動。

地下1Fから地下2Fへは、細く狭い秘密の階段みたいなので降る。結構深くまで降る。

ようやく部屋にたどり着く。モダンな内装でセンス良し。ソファの周りに照明がたくさんある。テレビ一人用ソファ。このテレビの付け方が分かりづらかった。ボタンONしただけではポルトガル語のメッセージが流れるだけで映らない。映像入力ソースの切り替えをする必要があった。これ、しばらく分からなかったよ。

この部屋、驚くことに天井が相当高い。日本の一般的な住宅の2倍近くある。おかげでかなり開放的で気分良い。

おかげで階段の昇り降りが結構疲れるということでもあるのだけど、この天井の高さの部屋なら仕方ないでしょう。

ダイニングの様子。ホテルというよりサービスアパートメントのような設備である。というか家だ。

シンクの下にビルトインされたのは、洗濯機と食洗機。ホテルに備え付けられてるのは初めてみた。もはやウィークリー・マンションとかに近いイメージ。

暖炉のようなキッチン。IH調理器です。

IH調理器の下には食器が多数格納されています。使い切れないくらい大量にある。

テーブルの上にはウェルカムドリンクとして白ワインのボトル。これは嬉しい。安価なワインとはいえ感激する。滞在中結構飲んでしまいました。もう一つの瓶はよくわからなかったけど、ジャムか何かでしょうか?

洗面台の様子。さりげないグリーンが好印象。アメニティのブランドは、シャワージェルがLousani のFeels Like Home用のパッケージ。シャンプー&コンディショナーがConfiançaのAlfazema de Portugal。どちらもポルトガルのブランドみたいです。

シャワーのみ。浴槽はないです。トイレの座面がちょっと高かった。

ベッドルームの様子。窓枠がお洒落。寝心地はまあまあだったかな。

自分のがあるので使わなかったけど、ベッドサイドにはスマホがあり滞在中は持ち出して自由に使えるようだった。このスマホ貸出サービスは世界各地のホテルで標準的にになってきましたね。

ベッドサイドのオットマン的なソファ。使わなかったけど余裕が感じられて良いですね。

ベッドルームの壁にかけられたアート。

窓からの風景。28番の市電の通り道となっています。夜は運行されてないが、朝方は運行されており、就寝の妨げになる。耳栓があれば大丈夫。

部屋の鍵はこちら。部屋と玄関の鍵がセットになっている。カードロックではなく、ちゃんと錠前を回して戸締まりをする。なので、鍵を閉め忘れたらロックはかからない。その辺も家みたいだ。

朝に撮った一枚。高い窓が洒落ていて、雑誌で見るようなヨーロピアンな部屋という感じだ。パリのアパルトメンとかのイメージ。。

朝食は1Fのラウンジのような場所。時間は8時半~10時半くらいまでだったと思う。

全面に広がる窓枠が風景を切り取った額縁のようで美しい。

また、部屋数が少ないせいか、宿泊客が少なく、さほど混雑しない。そこもこのホテルの良いところ。

朝食のパンはとても美味しかった。エッグタルトもサクサクで美味しい。

パンの他に、生ハムやシリアル、ジュース、フルーツなど。一つ一つの食材の質が高いと感じた。卵料理はスクランブルエッグと目玉焼きのどちらかを作ってもらう事が可能だ。ポルトガルやスペインは朝食は量をあまり食べない文化のはずで、確かパン一つだけとかが普通な感じ、その基準で考えるとかなりイケてる朝食になる。贅沢をいうと野菜があると更に良いかなと。


かなり個性的なホテルだが、一般的なホテルに比べると欠けてる点もあり、例えば、テイッシュ、歯ブラシ、スリッパの備え付けがない。私は全て所持していたので困らなかったが、不満を持つ人もいるかもしれない。

また、宿泊したのはDelux Studioというタイプの部屋だが、地下2階にあるためか、朝方、市電の通る音がうるさく、睡眠の妨げになる。私は耳栓を持っているので、問題なく過ごせたが、これもきつい人はいるだろう。

それを差し置いても、魅力的なのがこのホテル。

Delux Studio以外の部屋は天井は高くなさそうだったけど、代わりに眺望が良さそうなので、別のタイプの部屋も宿泊してみたいと思った。フィールズ・ライク・ホームはシアード以外の場所にも展開してるようなので、そちらも気になりますね。

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