シンガポールで宿泊したホテル「ザ・スカーレット・シンガポール」はマックスウェル・フードセンターのすぐ隣に位置する場所だった。ということは当然、マックスウェル・フードセンターに行きまくり!、ということになる。実際はシンガポールには1泊のみだったなので、到着した日の夕方と翌朝の2回しか行かなかったけど、それでも十分に楽しめてしまった。

奥に見える平屋の建物がマックスウェル・フードセンターである。ここはシンガポールで最も有名なホーカーズの一つで、観光名所でもある。ホーカーズというのはいわゆるフードコートのことである。るるぶなどのガイドブックを見ても、掲載されている。確認した。

マックスウェルの内部はこんな感じ。両端にお店がズラりと並んでいる。そこで注文して中央のテーブルで食べるというものだ。人気店ともなると行列ができていたりする。私がシンガポールに到着した日、お腹がすいても食事をしなかったのは、このホーカーズに行きたかったからだ。そして、最初に食べたのは、

天天海南鶏飯のチキンライス。るるぶシンガポール’18にも掲載されている超人気店。ニューヨーク・タイムズでも絶賛されたとか。時間が夕方だったので行列はなくすんなり注文できた。

これが天天海南鶏飯のチキンライス。価格は5シンガポールドル。日本円で400円くらいだが、このホーカーズではかなり高価な部類に入る。そもそも2区画占有していることからも、この店の”位”の高さがうかがい知れる。右のストールで食券を購入、左のストールで受け取るという手はずである。そんなお店はマックスウェルではここくらいではないか。

肝心のお味は、美味しかった。さすが、チキンライスの本場のシンガポールである。何事も本場に勝るものはない。ただし、1年前に食した、3件隣に位置する阿仔海南鶏飯のチキンライスは更に美味しかったような気もした。

今回はシャッターが下りていたが、阿仔海南鶏飯は、もともと天天海南鶏飯で働いていた人が独立してオープンさせたお店らしい。40~50分くらい行列に並んだ記憶があるが、阿仔海南鶏飯のチキンライスはシンプルだがタレが効いていてかなり美味しかった。食べるタイミングもあったかもしれない。天天海南鶏飯のチキンライスもかなり美味しかったです。いずれにしろシンガポールに来たらチキンライスを食べたくなるのは間違いない。ていうか、チキンライスを食べにシンガポールに行ってるのかもしれない。


さて、翌朝、普段なら宿泊したホテルで朝食を食べるのだが、今回はマックスウェル・フードセンターで朝食を食べることにした。そのためにホテルをザ・スカーレット・シンガポールを選択したというのが実情の一つである。

朝、まず行ったお店が、真真粥品。ここは超有名人気店で、朝早くから営業開始して、お昼過ぎには閉店してしまう。お粥がメインのストールで、まさに朝食にうってつけ。というこで、食べてきた。

真真粥品で4シンガポールドルの魚粥を注文。食べられる量ではあるけど、結構多いです。3シンガポールドルのもので良かったかもしれません。味は、美味しいが、若干ラーメンみたいでもあるなと。少しギトギトしているというか。食べ進んでいくと完食するにはミネラルウォーターだけでは辛いことが判ってきた。甘い飲み物が欲しくなってくる。そこで急遽ドリンクを注文。

近くにドリンク専門店みたいなストールがあったので、ここで注文した。

注文したのはライチのジュース。1~1.5シンガポールドルくらいだったと思うが、これが魚粥にジャストフィットした。ジュースを得てからは魚粥が別物の料理みたいに美味しかった。

お粥を食べた後は、デザートが食べたくなったので、こちらのお店でピーナッツのパンケーキを注文。これが美味しかった。思わず、この店当たり!と叫びたくなった。

そのあとは欲張りにも、もう一店、

こちらのお店でリンゴの串刺しみたいなのを頂いた。これも美味しかった。

こんな感じで蒸したようなリンゴが串にささっていた。フルーツ代わりに頂きました。

マックスウェル・フードセンターは治安も良いし、小奇麗だ。観光客向けでもあるし、ローカル向けでもあるという絶妙なバランスを実現している。シンガポールを訪れた際は再び行くことになるだろう、というかマックスウェルに行くためにシンガポールを訪れているのかもしれない。ジョージタウンのストリートフードも良かったけど、マックスウェル・フードセンターも最高でしたぜ。

訪問時期:2017年5月