訪問時期:2016年12月

バレンシアを観光したのでどうだったのか、書いてみよう。有名観光地のみだけど。もっとマニアックやディープな情報が欲しい人は別のサイトを参照すべし。いくらでも通な奴がいる。当サイトはビギナー向け、というわけでもないけど、別に無理して通ぶるようなこともしないのである。

では、最初の観光地は、、

落ち着いてて良い街だよー、バレンシア。治安も良いぞー。





ラ・ロンハは世界遺産なのに渋い。派手なところは一切なし。こじんまりとしていて入場料もリーズナブル。市街地にあってアクセスもしやすいし、人気観光地なのは明らかだ。それでいてこの佇まい、この渋さ、そこに酔いしれる、見ろ、我こそが世界遺産だと主張する観光地が多い中、ラ・ロンハは控えめにアピールする。ラ・ロンハが好きな人とは仲良くなれそうな気がする。そんな場所だ。(どんな場所だ!?)




バレンシア大聖堂は荘厳かつ広大で見ごたえ十分。信仰とは何ぞや、荘厳とは何ぞや、大聖堂を目のあたりにして考えさせられる。誰しもがここでの敬虔さには目頭が熱くなるのではないか。装飾品の美しさは美術館並みといっても過言ではない。満足感というか満腹感にひたれる、そんな観光地がこのカテドラル(大聖堂)だ。


別の入り口で若干分かりにくい場所だが、大聖堂の塔(ミゲレテの塔と言う)には絶対に登ろう。この塔は予想以上に疲弊する。螺旋階段の同じような景色が続き、まだか、まだか、一向に先が見えない。楽勝かと思いきや予想外に体力を消耗。疲労困憊。諦めかけたころ、道が細くなって、塔のてっぺんに出る。

良い景色だけど、絶景というわけではない。ぶっちゃけ大したことない。だが、この塔を登る過程、この体験こそが、何らかの価値がある。そう思える。これこそがユーザーエクスペリエンスではないだろうか。


バルセロナのボケリアにはまって以来、スペインの市場はつい訪れてしまうがな。市場に行くと、まずはフレッシュなフルーツジュースを飲む。だいたい1ユーロくらい。これがスペイン最高!と思う瞬間の一つだ。食と人生をエンジョイしている、開放感に浸る。これは日本じゃなかなか味わえない。


夜になってしまったけど、一応メスタージャにも行ってみた。スタジアムの外周を一周しただけだが。バレンシアはリーガエスパニョーラでも強豪として知られるが、その本拠地がこのメスタージャだ。このクラブの栄光の歴史が壁に貼ってあって面白かったぞ。2000年代前半、スゲー強かった時期があったんだよ。市の中心部にあって、地下鉄でアクセスしやすい場所であった。


  • その他

バレンシアの街中のストリートアート。

スペインはグラフィティアートがたくさんあるけど、どれもレベル高い。

ストリートで撮影をやっていた。いったい何なのか皆目見当つかなかったが、とりあえず絵にはなっていた。

どういうわけか夜には、マラソン大会みたいなのをやっていた。これはなんなのだろうか。去年、年末にバスク地方のサン・セバスティアンを訪れた時も、マラソン大会をやっていた。スペインは年末にマラソン大会をやる慣習でもあるのだろうか。参加者は家族連れみたいな感じだった。

おかげで道の通行止めや、バスの運行停止などがあり、最も行きたかった芸術科学都市(Ciudad de las Artes y las Ciencias)には行くことができなかった。タクシーで強引に行っておけばよかったかも。


これはショッピングストリートにあったバレンシアオレンジの木。バレンシアといえばオレンジ。ということだわな。

バルセロナの喧騒とは大きく違って、落ち着いていて居心地良い街だった、バレンシアは。気候も良いし、治安も良さげだし、穴場かもしれない。これでもスペイン第3の大都市なんだが、そうは思わせない落ち着き。マドリードやバルセロナより気に入る人がいても何ら不思議ではない。

つーわけで、バレンシア観光でした。