訪問時期:2026年1月

オランダからの帰国は相当ハードでした。雪のためフライトが欠航し続けて、スキポール空港で4日間足留めされました。その緊迫と不安に溢れた4日間についてです。


1日目

朝から雪が降ってました。

宿泊していたロッテルダムからスキポール空港には、直通のハイスピードトレインが運行していて、サクッと行けるのが魅力なのですが、この日は線路でアクシデント発生のため不通でした。しかしデン・ハーグ経由の普通列車でスキポール空港にはたどり着くことができました。

そして定刻通りKLMの機体に搭乗します。それからゲートから動き出すのに、3時間かかりました。その後、更に1時間経過したあと、機内アナウンスでフライトのキャンセルを告げられました。つまり搭乗後4時間経過して、飛び立つことなく降ろされることになりました。

機体は沖止めされて、吹雪の中、バスに乗り込み、ターミナルに戻り、再び入国審査を経てスキポール空港内に戻ってきました。

東京行きの便のため日本人が多いので、入国審査の列では日本語で会話しているのが耳に入ってきて、みな途方に暮れている様子です。私も同じです。この後どうなるのか全く予想がつかない展開です。

スマホのKLMのアプリを見ていると、しばらくはReBook(再予約)できない表示が続いてましたが、入国審査を終えた頃には自動的にReBookされており、翌日の同便のフライトに振替になってました。併せて12EURの食事バウチャーも発行されてました。

ひとまず安心しました。明日の便で帰国できそうだったので。でもまだ問題は残ってます。今晩の宿についてです。

取り敢えず、スマホでアムステルダムザウドにあるホテルを予約して、NSでザウドまで向かいました。シチズンMという面白いホテルに泊まりました。チェックインアウトは端末で行い、部屋の照明やエアコンのコントロールは全てタブレット端末で行う、先端的なビジネスホテルでした。


2日目

この日も天候は回復せず、朝から雪が降っています。NSのアプリ上ではまだ電車は動いてましたが、この天候ではNS(電車)も止まるかもしれないと思い、早めにザウド駅に行ったところ、ちょうど私が乗る電車から運行停止となりました。

うぉ!スキポール空港に行けないじゃないか・・・。

NSのアプリで検索すると、路線バスなら動いてるようでしたが、利用したことないので不確実ですし、混雑が心配です。そこでUBERを手配したようとしたら、案の定高価格なうえ手配できません。10分~20分くらいかかってようやくUBERを手配できてスキポール空港に向かうことができました。90ユーロ(16500円)くらいかかりましたが、フライトを逃すリスクに比べたら背に腹は代えられないです。(後日、代金はKLMに請求しました)

UBERでスキポール空港に到着したら、ちょうど到着した時に、その日もフライトがキャンセルになってしまいました。せっかく頑張ってスキポール空港まで来たのに無駄足になってしまいました。

昨日と同じように再びスマホアプリでReBookを待っていると、今度は翌日ではなく2日後の便への振替えを提案されました。しかもKLMではなくキャセイパシフィックの香港経由です。一瞬躊躇しましたが、選択肢が他にありません。キャセイパシフィックの香港経由便で再予約を確定しました。また、食事バウチャーとして15EURもらいました。

夕方にはNSが復旧して、といってもスキポールとアムステルダム・セントラル駅までの区間のみの復旧でしたが、アムステルダム市内のホテルを予約してアムステルダム・セントラル駅まで行きました。メトロは通常通り運行していたので、デパイプまで行き、ホテルにたどり着きました。


3日目

この日はフライトの予定もなくフリーの日でしたが、精神的にリラックスできず、明日のフライトに備えて午後にはスキポール空港に向かうことにしました。これまでのパターンから学習して、午前はおそらくNSが停止し、夕方にはスキポール空港~アムステルダム・セントラル駅までのみ復旧すると予測です。明日に備え、空港近くのホテルで前泊するつもりです。

フライトがない日に限って天気は晴れていて、この日はスキポール空港のフライトもキャンセルが少なく、KLMの東京行きも無事飛び立った様子です。

しかしNSは予想通り止まっていたので、路線バスでスキポール空港に向かうことにしました。

ミュージアム広場の近くにあるバス停から397番の2両連結バスです。NSが止まっているのに関わらず空いているし、スムーズに空港に着いてびっくりしました。

397番のバスは悪天候でなくても利用する価値はあるなと思いました。電車と異なり、目的地の近くまで運んでくれるので便利そうです。

この日は空港から徒歩圏内のシチズンMスキポールに宿泊。需要急増のためか1泊300ユーロ以上(5~6万円)の値段でしたが、ポイントで宿泊したら通常通りの値でした。シチズンMスキポール以外でも、空港に近いホテルはここぞとばかりに価格を釣り上げてましたwww


4日目

晴天だった昨日とは打って変わり、この日は雪が振って再び悪天候になりました。フライトのキャンセルが続出しています。9割のフライトはキャンセルされてました。

キャセイパシフィックのカウンターで搭乗券を入手して、機体に乗り込むまでは普段通りです。他のフライトがキャンセル続出の中、キャセイパシフィックの香港行きは通常モードでした。

しかし、定刻通りに乗り込んだ後、地上で2時間待ちました。その2時間はトイレにも行けず、またキャンセルされるのではないかというプレッシャーで辛いものがありました。

Flightradar24のアプリで他の機体の離陸状況を確認しつつ、キャセイパシフィックは前々日の悪天候でもキャンセルせず運行していたので期待はしていましたが、数日前に6時間遅れで飛び立った日もFlightradar24で見かけてたので、機内で離陸待ちの時はいつまで待つのか分からず先行き不安で緊張してました。

駐機場で機体をシャワーで念入りにデアイシングして、2時間経過後にようやく離陸しました。キャセイパシフィックは気合が入ったエアラインです。飛び立った時は感無量でした。

しかし、香港での乗り継ぎは間に合いませんでした。乗り継ぎ時間がもともと1時間半しかないところを、2時間遅延したので当然です。

乗り継ぎに間に合わない乗客は他にたくさんいたので、香港空港でゲートに降り立ったら地上スタッフが乗り継ぎ客専用に特設テーブルを広げていて、そこに大量の搭乗券が置かれていました。もとの搭乗券と交換して、その日の夕方の代替便を確保できました。さすがキャセイ。行き届いています。

乗り継ぎを逃して、時間が余ったので、一度香港に入国して、少しだけ観光してまた空港に戻り、日本に帰ることができました。

今回の経験で、冬の欧州はリスクあるなと痛感した次第です。当面冬の欧州は行きたくない気持ちでいっぱいです。喉元過ぎれば熱さを忘れるかもしれませんがww


後日談

帰国後、延期されたことで費やされたホテル代およびUBER代は全額KLMに補償を請求しました。

ホテル代もUBER代も領収書は全てEメールで送付されるので、Webサイトのフォームから添付して、そこまで苦労せず請求することができました。

生成AIのGeminiに言わせると、返金確率はほぼ100%ということで期待してます。KLMのCEOからは直々にお詫びと補償のお知らせのメールが届いてます。さてどうなるでしょうか。