訪問時期:2025年5月

市中にあって訪れやすいの場所にあるのになぜか後回しになっていた北海道県立近代美術館。ようやく訪れました。

地下鉄 東西線の西18丁目駅から徒歩5分です。

年季が入ったクラシカルな建築で、一周回ってモダンに近づいてきているなという感じです。

ここからは展示室の模様です。

片岡 球子「還城楽」

ルオー「聖なる顔」。目立つ場所に展示されていました。

企画展でルオーやシャガール、ムルロ工房の版画が展示されていました。ムルロ工房は見応えありますね。

【近美コレクション】リーヴル・ダルティスト―芸術になった本 ルオー、ダヴィッド、マティス、シャガール

会期
2025年3月29日(土)~7月6日(日)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(5/5を除く)、5月7日(水)

https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/knb/exhibition/program/256

シャガール「パリの空に花」

青木美歌「未生命の遊槽」

思ったより展示のバラエティが富んでいて、楽しめました。


ここから先は最後の部屋にあった新収蔵品展の作品になります。3名の作品が展示されていて、それぞれインパクトが大きい展示でした。

後藤和子「Ariadone・Cross」

まるで現代のストリートアートのようですが、1981年作です。

深井克美「オリオン」

この絵画は鮮烈でした。1977年の作品ですが、未だに時代が追い付いてない気もします。極北の世界なのは間違いないです。

深井克美「風」

異形の人体像を描出し、30歳の若さで自らの命を経った深井克美の作品は強烈すぎです。画面中央にパレットナイフで切り裂いた跡が残っています。

石井 亨「東京景_In the Garden」

2023年作で現代的な作品です。細かい部分まで見応えあります。

この3人が新収蔵品とは、この美術館はセンス良いなと思いました。