訪問時期:2024年12月
ロッテルダム・セントラル駅です。始まりはいつもここからです。トーマス・J・プライスの彫像”Moments Contained”が印象に残ります。
チャイナタウン周辺
前回も気になったこちらのマンションはDe Calypsoというようです。視界がねじ曲がる強烈な建物で、いつ見ても感嘆してしまいます。今回も感嘆しました。
裏に回ると滝のミューラルとコラボしていてこちらも見応えがあります。
Monique Benthin, Rick Messemakerの「Calypso Falls」という作品です。
Astroのミューラルは周囲が工事中のため今回はちょっと見にくかったです。ロッテルダム訪問時はぜひDe Calypsoとセットで鑑賞したい作品です。
チャイナタウンです。大量にあるストリートアートは相変わらずでした。新規の作品はほとんどなかったです。
クンストハルとDEPOT
クンストハルではトーマス・J・プライスの展覧会が開催中でした。ロッテルダム・セントラル駅前の彫像でお馴染みです。まとまった量を見れる貴重な機会でした。
◆Thomas J Price 「Matter of Place」
https://www.kunsthal.nl/en/plan-your-visit/exhibitions/thomas-j-price-matter-of-place/
DEPOTです。クンストハルから歩いて行ける眼の前の距離なのでいつもセットで訪れます。1階のショップだけ見ました。
右側に見える緑色の物体はピピロッティ・リストの作品で、サンセットから夜にかけてライトのインスタレーションが行われるそうです。ひとけが少ない場所ですが、夜に行って見学してみたいですね。治安も悪くないですし。
DEPOTで売っていたロッテルダムの建築本です。ロッテルダムの100個の建築が掲載されています。19.95ユーロです。既にSTRAATのカタログを買っていたし、荷物になるので購入しませんでしたが、買えば良かったかもしれません。代わりにDEPOTのグッズを買いましたけど。
マルクトハル
すっかり見慣れてしまったマルクトハルです。MVRDVによるDEPOTと並ぶロッテルダムの必見スポットです。ロッテルダムに行くと一度は訪れたくなりますね。実際に訪れたのは一度だけじゃありませんでしたけど。
そのマルクトハルの隣にはRottaNovaというこれまた奇怪な外観のレジデンスが造られる模様です。MVRDVによるものではないのですが、2027年に完成予定らしく期待が高まります。こういうところに住める身分になれたらいいですね(遠い目・・・)。
MVRDVのオフィスです。ロッテルダムの街中にあり、マルクトハルからもほど近いです。今回の旅では散々楽しませてもらいましたので敬意を表して。
ホテル・ニューヨークからKatendrechtへ
Wilhelminaplein駅からルクソールを抜けて、ホテル・ニューヨークの方へ歩いていきます。
まず目に入るのがこちらのミューラルです。
JDL「Brightness in the clouds of cancer」
JDLことJudith de LeeuwによってKWFオランダがん基金のために特別に制作されたミューラルです。
道すがらのLas Palmasという施設でオランダ写真美術館を見学したり、カフェで休憩したりしました。
アムステルダムにもあった洗練されたフードコートのFoodhallenも道中にあります。
先端にあるホテル・ニューヨークまで来ました。かつてここからニューヨークへの移民が旅立っていったという由緒あるホテルです。中には入りませんでしたが、歴史の一旦を感じました。水辺にあるせいか風が強いので、駅からここまで歩いてくるのは少し大変ですね。
ホテルニューヨークから橋を渡って、向こう岸のKatendrecht地区に移動するところです。
写真のクルーズ船みたいな建築に目を奪われてしまい、右側が写っていません。右側にはFenix museum(2025年5月オープン予定)があり、屋上に金属製の二重螺旋階段のトルネードがありました。
実はロッテルダムはニューヨーク・タイムズの2025年に訪れるべき52箇所の51位に選ばれており、そのカバーフォトとして掲載されているのがトルネードなのです!
惜しいことをしました。日本でも富山が30位、大阪が38位に選ばれてニュースになりましたが、当サイト的には51位のロッテルダムに注目です。ちなみにアムステルダムは26位に選ばれています。
ニューヨーク・タイムズではFenix museumがあるKatendrecht地区では「ルネッサンスが進行中」とあり、「ロッテルダムは最近、今後10年をかけて世界的な文化の中心地へと変貌を遂げる計画を発表」、とあります。今後のロッテルダムにも期待大ですね!
Katendrechtに渡る橋からの写真です。Fenix museum方面よりこちらのほうがインパクトありました。インダストリアルで圧倒的です。
Katendrechtに渡ってRijnhaven駅まで行く途中のBrede Hilledijk通りは、グラフィティで埋め尽くされてました。
派手さはないのに、ディティールに凝っていて色合いもナイスな建物です。
以上、ロッテルダムのリポートでした。