訪問時期:2024年11月
今回はオークランドなどベイエリアに滞在していたが、サンフランシスコのダウンタウンにも少しだけ訪れた。その目的は再訪となるSF MOMAことサンフランシスコ近代美術館。
前回の訪問記はこちら。
中央にあるSF MOMAの周りは高層ビルで囲まれている。その中に香港あたりにありそうな流線形のデザインのビルが紛れている。どうやらセールスフォース・タワーのようで、サンフランシスコ・ベイエリアにおいて最も高いビル(326m)だとか。
サンフランシスコは地震があるから、欧州みたいに奇抜なデザインのビルは難しいんだろうなと思う。むしろ東京に近い感じになりそうだ。
開催中の企画展はAmy Sherald: American Sublime。エイミー・シェラルドはアメリカの画家で、主に日常の場面でアフリカ系アメリカ人を描く肖像画家として活動しているそうです。
SF MOMAの入場料は常設展のみで30ドル(約4600円)。企画展込みだと42ドル(約6500円)。チームラボのミュージアム並の強気な価格設定で引くけど、ここまで来たら引けないので、思わず企画展込みのチケットを勢いで購入してしまったwww
さて、ここからは気になった作品をいくつかピックアップ。
エルズワース・ケリー(Ellsworth Kelly)の部屋は不思議な感覚に包まれて居心地良かった。単体で見るより囲まれて鑑賞するとよりパワーアップするタイプの作品と感じた。言いようのない魅力がある。
前回も取り上げたゲルハルト・リヒターのSEASCAPE。この作品は実物の巨大なサイズ感で見ないと良さが半減するなと思った。そして巨大なサイズ感で見るSEASCAPEは最高の一言に尽きる。圧倒的な絵画の前にただ佇んで見惚れてしまった。
SEASCAPEもいろいろあって、ディスプレイやポスターなど小さめのサイズで見ても素晴らしいものもあるし、SF MOMAのSEASCAPEみたいに実物大でないと良さが失われる作品もあって、面白いなと。
もちろんゲルハルト・リヒターの作品が集結している部屋も健在だった。
ウドムサック・クリサナミス(Udomsak Krisanamis)のEbony。バンコク生まれでチェンマイで活動する作家のこの作品も非常に気に入った。名前を覚えておきたい。タイの美術館に展示されていたりするのだろうか。
草間彌生の作品の横に展示されていたのはオラファー・エリアソン「One-way colour tunnel」。行きと帰りで色が違ってて、私的にはこちら側の方からかな。オラファー・エリアソンの中でも上位でお気に入りの作品かもしれない。
企画展のエイミー・シェラルドは日本ではなかなか見られないタイプの作風で、アメリカならではという感じ。こういうのは海外で見る甲斐があるなと思う。
そんな具合で他にもいろいろあってSF MOMAはかなりじっくり見てしまい、終盤には結構疲れてしまった。相変わらず質、量ともにハイレベルです。
じっくりSF MOMAを鑑賞したあとは疲れたので食事。近くのフードコートにあったBimi pokeでポケボウル。ブラウンライス、グリーンハーフ、サーモン、豆腐ケーキの組み合わせ。日曜だからかフードコートは閉まってる店も多く、閑散としてたがポケはばっちりだった。
あとは名物のケーブルカーを見たり、ユニオンスクエアからメーシーズのデコレーションを見たり、ダウンタウンを行軍する小ぶりで可愛らしいバス(しかし乗客は時折デンジャラスな)を見たり、久々のサンフランシスコらしさを味わった。
追伸
自動運転タクシー「Waymo One」がサンフランシスコのダウンタウンでは既に一般利用できるようになってるみたいなので、今度は是非利用してみたい。いよいよ無人の時代ですね!