訪問時期:2024年9月

チェンマイで宿泊したのはチェンマイ・マリオット・ホテル。旧市街の東側に位置し、ナイトバザールが至近というナイスな立地の場所だが、ピン川に近いこともありちょうど記録的な洪水がチェンマイを襲った時期と直撃して、思い出深い滞在となった。

チェンマイ空港からGrabにてチェンマイ・マリオット・ホテルに到着。だいたい20分くらいだったか。渋滞もなくスムーズな移動だった。

チェックインしたら、荷物を預かってくれて後ほど部屋まで運んでくれる。

部屋は20階。21階がラウンジがある最高階なんで、かなりの高層階。

入口から見た部屋の様子。

ソファの前のテーブルにはウェルカムのフルーツやお菓子がある。これがまた美味しい。

ベッドの様子。マリオットはどこでもベッドの質が高い。寝心地は抜群。

ミネラルウォーターはビンで2本、バスルームにも2本ある。毎日補充してくれるので水には困らない。

下のラックにはグラス類や冷蔵庫、ケトルがある。

ソファの横にあった象のオブジェ。象はタイの文化の象徴とも言える存在。

部屋からの眺望。曇り空の日が多かったけど、晴れていれば遮るものがなく旧市街から山まで一望できる。チェンマイは高いビルがほとんどない。山の中央あたりに小さく見えるのが、ドイ・ステープかな?

バスルームの様子。

バスタブとシャワールームがあり、トイレにはハンドシャワーがある。

ここでトラブル発生!

洗面台の排水が元に戻らず、水が流れなくなってしまった。

洗面台の排水はレバーの上げ下げで開閉するタイプなのだけど、洗濯で水を貯める際に、溜まりがよくなかった。なので排水を少しだけ押し込んでみたら、戻らなくなってしまった・・・。

電話してエンジニアリングのスタッフを呼んで対応してもらった。この人も苦労してたけど、最終的には元に戻った。

レインシャワー。面積もそれなりに大きくて品質高め。

シャワー。横に小物を置く台があって便利。

部屋からガラス越しに見えるバスタブ。足を伸ばせる大きさでリラックスできるが、入浴剤がないので持参したら更に幸せになれそう。

プールは写真でみるといい雰囲気だが、小さめで後ろにあるカフェスペースとの距離が近くあまり落ち着く感じではない。あと水の音が大きく音楽を聞くのにも少し妨げ。とはいえ時間を費やして過ごしてしまったし、やっぱりプールサイドは良いね。

ただ前方にある足元が水に浸かったデッキチェアは使わなかったので、もしかしたらそこは居心地良いのかもしれない。

ラウンジでの朝食とカクテルタイム

21階にあるラウンジでは朝食(6:30~10:00)とカクテルタイム(17:30~19:30)がある。

朝食は品数は多くなくコンパクトながらサラダを始めとしてエッセンシャルなものは全部ある。落ち着いていて、いい空間だった。

クイッティアオやタイ式オムレツなど、街中で食べそびれたタイ料理があるのもよかった。メニューは日替わりなので毎日あるわけではなかったけど。

カクテルタイムはほぼ夕食と化していて、朝食と同レベルの内容が陳列。レベルが高いので、宿泊の後半はラウンジでディナーをしていた。ただ2時間しかやってないので、ちょっと時間が短いかもしれない。私は飲まないけどアルコールも豊富で、カクテルを作ってくれるようだった。

ちなみに1階のレストランの朝食も一日だけ試してみたが、ラウンジと料理の傾向は同じで品数がやや多めという感じだった。ラウンジのほうが落ち着いて過ごせるので、ラウンジを利用することが多かった。

洪水に襲われながらチェックアウト

滞在中、部屋のドアの隙間から、ホテル側よりお手紙が届いた。手紙の内容は以下。

  • 洪水が発生しているよ
  • けどこのホテルは問題ないよ
  • リバーサイド周辺には気をつけてね
  • 空港に行く際は1~2時間早目に出発してね

そのためピン川周辺に行くことは避けてたが、旧市街方面に行く際には問題なかった。チェックアウト前日までは全く問題なくGrabでピン川方面を除いてどこにでもいけた。そう前日までは。

チェックアウトの日の朝、ホテルの廊下から見下ろしたら、衝撃の光景が広がっていた。カラレ・ナイトバザールが水で埋まっている!

マクドナルドがある交差点も絶賛水没中!

1階のエントランスに来てみたら、ホテルまで水は届いてないけど、前の道路は水没していた。

でもジープみたいな大きな車で移動している人を見かけたので、まあ何とかなるかなと思っていた。ていうか、どうしようもないし。

横の道路も水没している。水の高さは歩いてる人を見ると膝下くらいか。

チェックアウトはGrabを呼んだのだけど、普通のGrabでは洪水のため来れないとのことでSUVを呼べとのことで、Grab SUVを呼んだ。通常のGrabの2倍くらいの値段だけど選択肢がそれしかない。

Grab SUVならスイスイいけて、問題なく空港までいけた。水没していたのはマリオット・ホテル周辺のエリアだけなので、そのエリアを抜けたら後は何も問題なし。

こちらが空港に着いたGrab SUV。エアポートタクシーと書いてある。車高の高さが威力を発揮した。

今回のピン川の氾濫はかなり大きなものだったらしいけど、リンクの図を見ると水害の影響範囲の端っこあたりにマリオット・ホテルが位置していることが分かる。https://x.com/kaigaianzenjp/status/1841787338273562935

ちなみにチェンマイ・マリオット・ホテルから徒歩10分程度のシャングリラ・ホテル周辺はSUBでも来れないくらい水没していて悲惨な様子。リンクの動画を見ると、シャングリラ・ホテルの隣のThe Astra Condoからのチェックアウトは、ボートを使って下半身はずぶ濡れという驚くべき状況。https://x.com/PK76349649/status/1840190197121909065

そのシャングリラ・ホテルは翌月の2024年10月に更に大きな洪水に見舞われたときの映像が残っている。バリケードみたいな壁を設置して洪水を防いでいる。さすが!https://x.com/PK76349649/status/1843082396029366783

また、旧市街は洪水の影響がない位置に作られていて、昔の人はよく考えて旧市街を作ったのだなと思った。


まとめ

マリオット・ホテルは高級感があり、過ごしやすく、立地も悪くなく、ラウンジは充実していて、好印象だった。ライフスタイルホテルではなく、ちょっとだけラグジュアリーなシティホテルという感じ。

今回はピン川の氾濫による洪水に襲われるという貴重な経験をしたが、そのことで大規模洪水でも耐えられるプロパティという事が証明できたので、安全性も高いのではないかと思う。