訪問時期:2024年5月
今回の旅で2度目となるヘルシンキ観光のレポートです。
スオメンリンナ島
世界遺産となるスオメンリンナ島へは20分ごとに出航しているフェリーで向かいます。フェリー乗り場はマーケット広場(Kauppatori)にあるのでアクセス至便です。
またこのフェリーはHSLのチケットが使用可能なので、購入したデイチケットが使えました。
スオメンリンナ島へ到着。
まずは、観光案内所で情報入手。帰りのフェリーについて、キングスゲートからも出航している旨を聞きます。ただしHSLのフェリーではないので別途料金が必要(4.25ユーロ)とのこと。
スオメンリンナ島はもともとは1748年にスウェーデン王の指令で建設開始されたロシアからの防衛のための要塞です。しかし1808年にロシアに占領されて、ロシアの海軍基地になってしまいました。1917年のロシア革命でフィンランドが独立を果たし、フィンランド領となってスオメンリンナと名付けられました。
フィンランドの歴史はスウェーデンやロシアの支配下にあったりして一筋縄ではいきません。このような歴史的背景を知るとまた見方が変わってきますね。
スオメンリンナ教会です。外観のみ見学しました。
スオメンリンナ博物館です。展示もさることながら、ポストカードなどグッズが充実していて買えばよかったなと思いました。
主要ルートは青色で方向が示されているので迷いません。
要塞の石壁の中には入ることができます。かなり暗くて特に何かがあるわけではないですけど、探検気分が味わえます。
砲台が各所にあります。
こんな景色の中を歩いてどんどん南下していきます。
キングスゲートです。最南端にあるスポットです。スウェーデン占領下の時の、スウェーデン王を迎えるためのゲートだそうです。
キングスゲートまで来ればスオメンリンナ島の観光は終了であとは出発地点まで戻るのですが、徒歩20分くらいかかって疲れること必至です。
なのでキングスゲートのちょうど前にあるフェリー乗り場からフェリーに乗って、マーケット広場まで戻ることにしました。時間も節約できます。
ただし、HSLのフェリーではないので、別途料金(4.25ユーロ)が必要です。乗船前にWebサイトよりスマホで購入しました。
スオメンリンナ島は風がかなり強いので、ウインドブレーカーなどそれなりの装備がないと待ち時間は寒くて辛いと思います。
誰もフェリー乗り場にいなく、本当にフェリーがやってくるのか半信半疑でしたが、観光案内所の言っていたことを信じて待っていたら時間通りにフェリーがやってきました!
これでマーケット広場まで直通で帰ることができました。乗客は他に誰もいませんでしたww
◆乗船したFRSのフェリー
Suomenlinna & Lonna – FRS Finland (frs-finland.fi)
マーケット広場
マーケット広場はたくさんの屋台が集結していて、どこも美味しそうで店選びに迷います。寒いので温まる物が欲しかったので、こちらのお店でサーモンスープをいただくことにしました。
いただいたサーモンスープです。サーモンとジャガイモと人参が入っていて、パンもついてきます。サーモンスープは美味しいですね。他のお店のサーモンスープも気になりました。
オールドマーケットホール
オールドマーケットホールは屋内に飲食店が集結しています。まさに食の殿堂となっています。
食事はオールドマーケットホールがよさそうです。バラエティ豊かでヘルシンキにしてはリーズナブルな価格です。例えばファラフェルのピタパンは9ユーロなどでした。カフェもいくつかあるので休憩にも向いていますね。食べ物に困ったらこのオールドマーケットホールに来ましょう!アクセスも良いです。
Café Succès
シナモンロールが有名なCafé Succèsに行きました。
庶民的な雰囲気ですが優雅でとても雰囲気よいです。ローカルが朝に新聞を読みにくる感じのカフェです。
Café Succèsのシナモンロールです。相当大きくて、ビッグサイズを間違って頼んだのかと思いましたが、インスタにも書いてある通り、巨大なシナモンルールが売りみたいです。柔らかくてモチモチしています。評判通りのクオリティで満足です。
大きいので食べきれず、半分ほど食べて残りは、テイクアウトバッグの紙袋もらって持ち帰りました。結局日本まで持ち帰って食べましたが、モチモチ感は失われてしまいました。
今回、北欧に行って、シナモンロールに結構ハマってしまいました。北欧ではシナモンロールが盛んということを身をもって知ったのが、今回の旅の収穫の一つです。
というわけでこのシナモンロールが旅の締めのスイーツになりました。
聖ヨハネス教会
Café Succèsからホテルに荷物を取りに戻る過程であった聖ヨハネス教会です。知名度は高くないですが、見ごたえありました。ヘルシンキには少ないスタンダードな内装の教会ですね。
空港へ、そして帰国
ヘルシンキ中央駅の右端のホームで、空港行き電車に向かって歩いてるところです。プラットホームがかなり奥にあるので、向かってる途中で出発してしまいましたwww。
次の空港行きの電車は反対サイドの左端のホームなので、また歩きなおしです。ヘルシンキ中央駅に入ってから、発車時刻より最低でも5分は余裕を見ましょう。
左端の19番線ホームから発車。こちらはあまり奥まってないのでさほど歩きませんが、前回17番線ホームあたりに空港行きがあった場合は、ホームに電車が2台あって前方の電車はフェイクで、後方の電車が空港行きでかなり惑わされました。
前方の電車のボタン押してもドアが開かないので、困惑してたら、電車が同じホームに2台あることにしばらくして気付きました。日本ではありえない停車方法です。
ヘルシンキは改札がないので、待ち時間に駅の横にあるヘルシンキ中央図書館を少しだけ見学。1階をちらっと見ただけでしたが、上層階が見どころみたいです。乗り遅れたら大変なんで、無理はしませんでしたけど。
今回の旅で4回目の搭乗となるフィンエアーです。
グループ別の搭乗順番なので、現在のグループ番号をゲートで確認してたら、日本人スタッフよりバス移動なんでグループは関係ありませんとの説明www。
結構このトラップに引っかかってる人が多かったみたいで、最後に皆ドッと押し寄せていました。
今回のヘルシンキの旅は定休日でキアズマに行けず、アモス・レックスも見落とすなど無念なところもありましたが、満喫しました。また、北欧=シナモンロールですが、ケーキも美味しいのでお勧めです。
ヘルシンキは東京から直行便があるので行きやすいのですが、北欧の最大の都市のストックホルムにも直行便ができれば選択肢の幅が広がるのになと思います。
ANAが2024年内に就航予定との話もありますが、日系エアラインは料金が高いので、SASあたりで就航してほしいですよね。
以上、では。