訪問時期:2023年2月

半袖で十分に過ごせる2月の那覇。羽織るもの一枚あれば更に良し。

タイムズカーシェアの車で、カーナビを頼りに沖縄本島を那覇から北上していきます。

西原ICから高速道路に入り、中城パーキングエリアで休憩。中城PA内の、沖縄の魔除けや守り神として知られるシーサーの写真です。

高速は工事中で単線のところもあったり渋滞もあって、そんなに飛ばせるという感じではないけど、それなりに快適にドライブできました。

沖縄のAFNはAMよりFMのほうが電波状況が良いです。FMの沖縄AFNは89.1MHzです。USB端子がある車だったのだけど、USBケーブル持ってこなかったので、スマホから音楽聞くのは諦めて、車中ではずっとAFN聞いてました。北部や山だとさすがに電波入らないですけどね。

古宇利大橋と古宇利島

向かったのは古宇利島。古宇利大橋を南側から眺めた図。あまり天候が良くないので、きれいなエメラルドブルーでありませんが、フォトジェニックな場所です。

古宇利島へ渡って、古宇利ビーチからの写真です。観光客で賑わってました。

古宇利は華やかでキラキラ感が強く、ガイドブックに出てくるような観光に振り切っている島ですね。

ちょうどお昼時だったので、古宇利ビーチに隣接するフードコートで食事。

シマノカクレガというお店でラフテー丼。美味しい!

注文後、時間をかけて作ってただけあって、クオリティの高さを感じるお店でした。

あと、施設内に出店していたHappy more くくるというお店で米粉のシフォンケーキや米粉のマフィンを購入しましたが、これも良かったです。

屋我地島

屋我地島のアイアンコテージにやってきました。一棟貸しの宿泊施設と、カフェがあります。

特に宿泊する予定はなかったのですが、オーナーが親切な方で、施設を案内してくれました。ありがとうございます。想像通りとても良い宿でした。

ワルミ大橋にやってきました。

ワルミ大橋からの光景です。水の色が見ものです。

同じくワルミ大橋からの風景です。いい景色です。遠くに古宇利大橋が見えます。

古宇利大橋とは違って人も少なく、気軽に来れるのでおススメです。

やんばるアートフェス(1) 旧塩屋小学校

沖縄本島北部ではちょうどやんばるアートフェスティバル2022~2023が開催されてましたので、観光がてら立ち寄っていくことにしました。ていうか、次第にこっちがメインになってきたりして。

大宜味村の旧塩屋小学校にやってきました。やんばるアートフェスティバル2022~2023の会場の一つで、ここが最も大きな会場です。

やんばるアートフェスは旧塩屋小学校を含め計8か所の会場で開催されています。

体育館内の展示です。

ひときわ目立つ黒いテントはChim↑Pom from Smappa!Groupの作品。巨大なゴミ袋の中で体験者自身をゴミに見立てて遊べる体験型の作品、、、というかChim↑Pomから改名したらしいが、長いですね。

小学校だった建物の教室や廊下などにたくさんの作家の作品が展示されてます。

多様性に富んでいて、どの作品も楽しめました。

さて、旧塩屋小学校で最も気に入ったのはドアレスアートの部屋にあったこちらの作家さんの作品

ドアレスアートとは沖縄県内でアートを表現している障がい者アートのことだそうです。いわゆるアウトサイダーアート的なものですかね。

会場では作家の名前は分からなかったのですが、後で調べて神山源哲という人だと分かりました。サイケデリックな感じもして良いですね。

アートだけでなく旧塩屋小学校の建物自体も見応えがありました。立地が塩屋湾に面していて風光明媚です。

やんばるアートフェス(2) 六田原展望台

旧塩屋小学校から車だとほど近い、六田原展望台までやってきました。展望台の近くに会場があります。車でないと行くのは難しいと思います。

慣れない場所で迷いそうになりますが、ちゃんと要所で看板が出ているので大丈夫です。親切ですね。

会場の入り口です。

六田原展望台の先を少し降ったところにあります。

新美太基「LOOP 累積」です。

やんばるアートフェスで最も感銘を受けたのがこちらの作品。

数台のテープの音響を楽しむもので、廃墟的な空間と奇怪な音響がマッチしていました。これはこの場所でないと体感できない作品ですね。

もう一つすごく良かったのが、KINJO「HOME COMING」。ユーモラスな感じの作品が風景に上手く溶け込んでます。

六田原展望台の作品は大当たりでした。金土日祝のみのオープンだそうですが、訪れる価値はあります。

六田原展望台からの眺望です。やんばるアートフェスの会場から徒歩1分程度です。

天候に恵まれず、絶景とまではいきませんが、良い景色です。夕日も良いそうです。

やんばるアートフェス(3) やんばる酒造

次の会場は「やんばる酒造」。

最初、通っただけではどこに作品があるか分かりませんでしたが、ふと横を見ると壁画がありました。

伊藤彩×許芝瑜「The myth from the bottom of the sea」です。

近くで見ると立体的な表面の凹凸が見れます。なにげに印象深い作品でした。

やんばる酒造は泡盛を造っているみたいです。今はお酒全く飲みませんが、泡盛は美味しくて一時期良く飲んでました。

やんばるアートフェス(4) オクマリゾート

正式名称はオクマ プライベートビーチ&リゾートといいますが、このリゾート内に作品が展示されています。

駐車場は特になかったので、オクマリゾートのお客様用の駐車場に停めました。高級リゾートの駐車場にアートを見るためだけに停めるのも気が引けるなと思いつつ、停まってる車も少なく、特に問題ありませんでした。

写真の作品は仲程長治「すでる、榕とむすぶ」です。

ジミー大西「アートラッピングカー『輪』」です。

ホテル入り口の目立つところに展示されてました。

オクマ プライベートビーチ&リゾートは瀟洒な空間で大人向けという感じで好印象でした。落ち着いています。シーズンオフだからかもしれませんが。

やんばるアートフェス(5) 辺土名商店街

ようこそラスベガスへみたいな、辺土名商店街のアーチを通過。ただしラスベガスとは違って華美さはなし。純然たる日本の鄙びた地方の香りが漂う。

辺土名商店街のどこに会場があるか分からなかったけど、しばらく道なりに進んでいいき、宮里菓子店の交差点を抜けたあとに、会場を発見。駐車場はなく、スタッフから道端に停めてOKとのことでした。

会場は道路を挟んで2か所あり、こちらは湯浅要「ある場面」。

もう一つがコインランドリーをラッピングした伊藤彩「コイノボリー」。鮮やかです。こんなコインランドリーが近所にあったら行きたくなってしまいますね。

ヤンバルクイナ展望台

辺土名から一気に北上して、ついに沖縄本島の最北端までたどり着きました。

辺戸岬に行く前に道を曲がってヤンバルクイナ展望台へ向かいます。かなり細い道ですれ違いは困難を極めるだろう登り路を経て、ヤンバルクイナ展望台の真下の駐車場までやってきました。

ヤンバルクイナ展望台です。

やんばるに生息する飛べない鳥のヤンバルクイナを模しています。このヤンバルクイナの中に入ることもできます。

ヤンバルクイナの中の展望台はこんな感じですが、湿ってて居心地悪いし、景色も見にくいのであまりお勧めではありません。

むしろヤンバルクイナの像の前にある展望スペースのほうが見やすいです。

この展望スペースからは辺戸岬がよくみえます。

ヤンバルクイナ展望台は接近して見ると、ディテールが作りこまれていて彫刻的な見応えがあります。B級スポットと侮れないクオリティの高さを見せます。

辺戸岬

ヤンバルクイナ展望台の次は、辺戸岬へやってきました。道や駐車場も広く、行きやすい場所です。

沖縄島最北端の地、と書かれています。

地図で見ると距離感が掴みにくいですが、那覇からだと車で2時間以上はかかる場所です。

実際に辺戸岬に行ってみて驚いたのは、荒涼とした荒れ地にごつごつとした岩が飛び出ていてる場所だということで、沖縄のトロピカルなイメージとは真逆だということです。

厳しさと果てを感じる場所です。

風が強いので、半袖では若干きつく、羽織るものが一枚あって良かったです。

辺戸岬の先端部分は岩場の崖となっており、これ以上先は危険そうなので踏み入れませんでした。道が整備されているのもこのあたりまでです。

辺戸岬の最先端部の光景です。外国人の勇敢な方が崖の最先端まで行ってました。凄いですね。

後ろを振り返ると、奇岩ややんばるの神秘的な山の頂など壮大な景色が広がっています。全くもって厳かな雰囲気です。

与論島と国頭村の友好の絆である「かりゆしの像」です。なぜかヨロン島とカタカナ表記になっていましたが。

ヤンバルクイナ展望台もそうですが、このような脱力させるオブジェが点在して場の厳しい空気を中和させています。もしかしてそういう狙いなんですかね?

ちなみに与論島は辺戸岬からは20kmほど先にあるので、直線距離だと那覇や名護よりも全然近いです。晴れている日には見えるそうですが、この日は天候も良くなく、うっすらとあれがそうかな程度でした。

祖国復帰闘争碑がある展望スペースに来ました。ここからは海がよく見えます。

正面には与論島っぽいのがうっすらと見えるような見えないような。

眼下では荒々しく打ち付ける波のしぶきが迫力があり、結構長いこと見続けていました。大自然を眼前にすると、日頃の些末なことが吹き飛びますね。

来た道を振り返った写真です。

辺戸岬は沖縄のイメージを覆すような、地の果てと厳しさを感じる場所で、今回の旅路の中で最も印象に残る場所になりました。

駐車場に隣接する辺戸岬観光案内所です。2階にはカフェもあるので休憩もできます。厳かな辺戸岬と牧歌的な建物のコントラストに、陰と陽を感じました。

やんばるアートフェス(6) 名護市民会館前

辺戸岬から名護へ戻ります。ちょうど夕日の時間帯だったので、途上で停めて撮った一枚です。曇り空でしたけど、南の島の夕日にはグッとくるものがあります。

名護市民会館に到着して、「名護市民会館前アグー像」がどこにあるか分からなかったので、職員の方に聞きました。

こちらがアグー像です。名護市民会館の入口の交差点のところにありました。

やんばるアートフェスの旗がありますが、フェス時以外でも常設でしょうね。

名護市民会館の前にある神殿みたいな建築がキテいるなと思いましたが、これは名護市役所だそうです。

時間なかったですけど、もう少し近づいてみて見学しても良かったですね。

やんばるアートフェス(7) オリエンタルホテル

名護から南下してオリエンタルホテルに来ました。ブセナテラスのそばにある高級リゾートです。途中、渋滞にはまって思いのほか時間がかかってしまい、すっかり夜になってしまいました。

レストランの照明になっているYou Ru Maru「Iju Chandelier」です。

レストラン内なので少し距離を置いて鑑賞ですが、目立ってました。

淀川テクニック「やんばるオオゴミウオ」です。

作品の場所が分からなく、フロントで場所を聞いたら快く案内してくれました。建物の奥のほうにあるので聞かないと分からないと思います。

オリエンタルホテルはオクマリゾートとは異なり、シーズンオフとはいえそこそこ賑わってましたね。

以上で、やんばるアートフェスティバルの会場巡りは終了。実はあとひとつカヌチャリゾートの作品が残っているのですが、島の反対側ですし、夜も遅くなるので、断念しました。常設の作品ぽいので何かの機会があったら見てみたいですね。

やんばるアートフェスは8か所の展示会場のうち、7か所を見たことになりました。

やんばるアートフェスティバル 2022~2023

  • 開催期間2023年1月14日(土) ~ 2023年4月9日(日)
    ※メイン会場・大宜味村立旧塩屋小学校を含む複数会場は、金土日祝のみ開館
  • 入場無料
https://yambaru-artfes.jp/

那覇へ戻る

那覇へ戻る最中、中城パーキングエリアで沖縄そばでも食べようかと思ってましたが、20時で営業終了みたいでした。

というか、那覇方面の中城PAではラーメン屋のみでソーキそばが食べられるのは逆方向の中城PAのみのようですね。

以上。では。