訪問時期:2020年11月

かねてより気になってたアロフト東京銀座に宿泊しました。

以前、マレーシアのクアラルンプールでアロフトに宿泊して、屋上のインフィニティプールとともに大層気に入ったので、日本にもアロフトが出来ないかなとか思ってました。そんな日本初のアロフトが銀座に2020年10月に開業!心がウキウキと沸き立ちます。

キャッチコピーは「アートとミュージックに彩られた新世代のライフスタイルホテル」だそうです。こんなことを言われたら泊まるしかありませんね。十分に意気込みが伝わってきます。

今回の宿泊には、GoToキャンペーンを利用しようかと思ったけど、マリオットのポイントを利用しました。GoToの宿泊補助は最大35%なので、お得といえばお得なんですけど、65%は支払うので、そこまで変わらないかなという気もします。

東銀座駅から徒歩5分くらいで到着。アロフト東京銀座です。

一応マリオットのゴールド会員なのでお部屋のアップグレードはあるかなと淡い期待を寄せてたら、な、なんと、スイートにアップグレードされました。嬉しくて悶絶!ありがとうアロフトさん。

1Fのエレベータホール。プロジェクターで壁に映像が投影されてます。

今回宿泊した部屋がある13Fのエレベーター前。青い光で照らされて、フューチャー感が満載。

しかも、安っぽくないのが良いです。

部屋に入ります。スイートなので、2部屋構成です。こちらはリビングルーム。壁のポップなアートが目立ちます。

ソファの正面にはテレビがあります。

壁のアップです。壁のアートワークは今井俊介氏によるものだそうです。

これを見ただけでも泊まった甲斐はあったと言えそうですね。

リビングルームとベッドルームをつなぐ廊下には、ターンテーブルとレコードがあります。

置かれているターンテーブルはPioneerのPLX-500。

TechnicsのSL-1200を所持していたことがありますけど、同じような使用感で全く違和感なく操作可能でした。

壁にはレコードが5枚あります。レッドツェッペリン、オールマンブラザーズバンド、ソニークラーク、ビートルズ、スティングです。

ジャズの気分だったので、ソニークラークを聴いてました。

ちなみに、スイートにアップグレードされると事前に知っていたら自宅に1枚だけあるレコード持ってきたのになと。まあ、無理なことですけど。自宅までレコードを取りに行こうかと真剣に考えたくらいでした

反対側から見た廊下です。

ベッドルームです。ベッドは極上でした。

ベッドの脇にある窓際のデスク。少し高い椅子もあいまって、作業に適した空間となっています。不思議と居心地がよいスペースです。

ベッドルームのテレビ。リビングルームにもテレビがあるので、スイートにはテレビが計2台あります。

ベッドルームに置いてあった異様にカラフルな椅子。あみあみメッシュで座り心地良好でした。

この部屋はいろんなタイプの椅子が置いてあって飽きさせないですね。

部屋からの眺望です。ガラス越しになります。13Fです。

正面には三井ガーデンホテル銀座五丁目が見えますね。

ベッドルームの裏には、ハンガーラックや鏡があります。

キャリーバッグを置くのにちょうどよいバゲージラック。

洗面台もスタイリッシュですね。

バスルームはバスタブあり!。

もちろん入浴しましたが、バスタブの温度がうまいこと熱くならず、ややぬるめになってしまいました。ちなみにバスタブがあるのはスイートのみだそうです。どうせなら入浴剤も置いてほしかった。

シャワーはハンドシャワーと、レインシャワーがあります。

天井から滝のように降ってくるレインシャワーは大好きなんですよね。レインシャワーが設置してあるホテルに泊まるといつも思う存分浴びてしまいます。アロフト銀座のレインシャワーも最高でした。

アメニティはメゾン・マルジェラのレプリカです。香水もあるようなので、今度買ってみようかなとか思ったり。

ホテル内を探検してみます。

こちらは、ルーフトップにあるRoof Dogsの入り口の通路。片方のエレベーターのみ到達可能です。

海外のクラブみたいな雰囲気たっぷりの通路ですね。好き嫌いは分かれるかもしれませんけど、私的には好ましいです。

Roof Dogsであいていた座席を撮ってみました。リゾート地のようなスペースで、天候が良いととても気持ちよさそうです。

小型の車の屋台がRoof Dogsにあって、ドリンクや、ホットドッグを販売してました。

ちなみに、アロフト銀座はルームサービスがないので、部屋でホテル内の料理を食事するには、こちらでホットドッグなどを買って部屋に持ち帰るしかありません。

そういえばホットドッグって普段全く食べないですけど、この文章を書いてたらなんか食べたくなってきましたね。今度食べてみようかな。

2Fにあるフィットネススペースです。少し体を動かしてみました。今まであまり運動はしてなかったけど、これからは少しずつ使ってみようかなとか思ったりしました。

2FにあるレストランのThe Warehouseです。朝食も、ランチも、ディナーも全てこちらのThe Warehouseで供されます。

内装は明るい感じで、ポップ感溢れてセンスが非常に良いです。

特に、奥にあるカウンターの盆栽のようなグリーンと壁のグラフィティの組み合わせが見事で、見入ってしまいました。

外出してアロフト銀座の周辺をぶらついてみます。GINZA SIXが間近にあるので、立ち寄ってみました。6Fには蔦屋書店があって暇をつぶせたりします。

蔦屋書店のフロアには予約制ですがThe Clubというギャラリーもあって、訪問時はジャッキー・サコッチオの個展「Knife Edge」が開催されてました。抽象画で好みのタイプの作風で楽しめました。

また、13Fにあるミクソロジーサロンというバーで飲んだ、ティーテイルというワイングラスで飲むカクテルは衝撃的!お昼頃から営業しているらしいので、また飲みに行きたいですね。

というわけでGINZA SIXを満喫してしまいました。

こちらはGINIZA SIXの蔦屋書店で気になった2冊の本。

束芋氏、推薦!というこの上ない強烈なキャッチフレーズが光ってるのは、マルク=アントワーヌ・マチュー「3秒」。そりゃ束芋氏が推薦しているなら読まないわけにはいかないですよ。後日、Kindleで英語版を購入しました。Kindleには英語版しかなかったですけど、セリフがないので問題はなし、しかし内容が難解なので、日本語版に付属の解説が読みたいところ。

もう一つ気になったのは、横にある「レベティコ-雑草の歌 」。ギリシャの1920年代のブルースのレンベーティカは以前より大好きなものでして、今でもレンベーティカと聞くと脊髄反射で反応してしまいます。こちらも後日、英語版をKindleで購入。大型本なので、紙の本を買うのは躊躇いがありましたので、英語の勉強も兼ねてKindleで読むことに。

そんなわけで思いもよらず、素敵な本を発見をしてしまいましたね。本屋に行くと、知らない本に出会えるところが良いですよね。

さて、ホテルに戻ってきて、こちらは夜に1FのW XYZ Barで注文した、蛸のマリネ。ソーヴィニヨンブランのグラスワインと共に頂きました。

W XYZ Barの前に銀座の街でバーを何軒かまわってたので、他には注文しませんでしたが、白ワインとの組み合わせはばっちりでした。

オシャレだけど、開放的で入りやすいW XYZ Bar。ビリヤード台があったので、少し玉突きして遊ぼうかと思ったけど、思っただけでしませんでした。

スタッフから2FのThe Warehouseは一品だけでも頼めるのでぜひ行ってみてくださいとのことだったので、行ってみることにしました。

The Warehouseで注文した、和三盆のクリームブリュレです。銀座でバーホッピングして飲食したあとだったので、締めのデザートとして最高でした。

飲み物は、夜だからカフェイン控えめにしようと、デカフェのホットコーヒーを注文。当り前のようにデカフェが用意されてあるとこが良いですね。

朝食です。The Warehouseでいただきます。サラダ、パン、シリアル、ドリンクはビュッフェスタイルで、卵料理はテーブルでの注文式でした。

ソーセージとかしっかりと肉感があって、ホテルの朝食は、良い材料を使ってるなというのを、実感します。

あと、レストランでもそうでしたけどアロフト銀座はスタッフの接客がすごく良いですね。カジュアルな服装ですけど、対応はちゃんと行き届いていて、感心してしまいました。

朝食では、お持ち帰り用のコーヒーかティーを用意しているということで、コーヒーをいただきました。部屋に戻ってゆっくりと飲みます。

チェックアウトはマリオットのゴールド会員特典で、14時のレイトチェックアウト。急がず慌てずスローライフで過ごせるところが良いですね。レイトチェックアウト最高です。

アロフト東京銀座はラグジュアリーホテルよりはカジュアルだけど、全く安っぽくなくて、エッジが効いていて、居心地抜群!私的にはこれくらいがちょうどいいバランスですね。高級すぎて身構えることもないし、かといってクオリティは引けをとっていない。

また、良い意味で海外っぽいというか、海外にあるアロフトをそのまんま持ってきましたという感じで、日本流にアレンジしてないところが良いです。

日本初のWホテルが2021年3月に大阪にオープンするようですけど(こちらも期待大!)、それまではアロフト銀座でこの唯一無比の空間を楽しむしかありませんね。日本向けに妥協したりしてないので、このスタイルで人気が出てくるのかは不明ですけどね。

新型コロナウイルスの影響で今は難しいかもしれませんが、1FのW XYZ Barなどでクラブのように音楽ガンガン鳴らして、パーティスタイルになるのも見てみたいです。

というわけで、感度の高い人に激おススメです、アロフト銀座。

では。